(#写真撮る場所間違ってるだろ)
さて、今日はまたまた
冨永さくら的人形の家現在地です。
今日のブログには
人形の家のネタバレも含まれます!
古典戯曲ですので、
すでに内容をご存知の方や
本で読んだことがある方も
いらっしゃるとは思いますが、
いや!内容知らずに見たい!
と言う方は、
そっと離脱してください。笑
Xでもブログでも
「資料を読むぞ!」
的な発言を私がしているときが
あると思うのですが
ほな、どんな資料読んでるん?
ということを今日はみなさんと共有してこっかなーと。
あくまでも
俳優・冨永さくらが個人的に
この作品を演じるにあたって
ヒントになりそうなことを探っている段階なので
人形の家を見るために必要な必読書!
というわけでは全くなく、
さくらってこういうとこから
お芝居を考えたりするのねぇ。
というおもしろドキュメンタリー的に
読んでもらえたら嬉しいです。
もちろんこの本や映像たちが
ものすごく役立つ場合もあるし、
あれは…今回の作品には
関係なかったな…。と
あとで自覚するパターンもあります笑
そこは演出の広田さんや共演者の方と
良い作品をお届けするべく
その都度情報を取捨選択しながら
お芝居を積み重ねている途中ですので、
あくまで
冨永さくら的人形の家現在地として
読んでもらえたら〜!
まず、
人形の家という作品は
主人公の専業主婦ノーラが最終的に
今いる家から出ていくことを決意する物語です。
この出ていくということが
どういうことなのか、
想像できる単語を書き連ねました。
離婚、卒業、別れ、離脱、脱出…
一つの家庭から、
外に出るということは
ある種一つの社会から外に出る
ということなのかなぁとも考えています。
同じ価値観で生きてきた人たちの中から
外に出るというか…
でも家族から独立する、
つまり離婚だったり、
子供だったら一人暮らしだったり
そういうことは想像できるけど、
ノーラが語る「家から出る」という行為は
もっと大きな、
今生きてる社会の常識から脱出するかのような
そんな言葉がたくさん出てくるんです。
そこで、私が観た映画がこちら。
正直に言います。
今結構話題になっている
ドキュメンタリー映画だったので
普通に観たかったというのは大きいです!!笑
演劇のためというより!!!笑
いやしかし、
今私がリアルに感じられる
一番大きな世界からの脱出は
これかなと思ったのも事実。
実際ドキュメンタリー映画として
すごくおもしろい作品でした。
(interesting的な意味合いで!)
2時間とは思えない情報量の多さと、
彼らが生きてきた世界の常識と
そこから脱出したあとの
彼らの心境の変化まで、
かなり丁寧に描かれていて
興味深かったです。
それから、
生きてる社会の常識というか、
集団心理というか、
それってどこに住んでいても
人々に大きな影響を与えるんだなということが
よくわかりました。
それはいい意味でも悪い意味でも。
大きな意味での社会からの脱出に
さらに興味を持った私が
次に読んでいたのがこちら。
こちらも同じく脱北者の方の
ノンフィクション小説。
人形の家のセリフの中にも
「私は何よりまず人間、私もあなたと同じ。」
というセリフが出てくるのですが、
この本の紹介の帯にまさに
「自分は誰であるよりもまず人間であるという
強い思いがあった」
と記載があって
すごくシンパシーを感じたので読んでみました。
衝撃的な数々のエピソードの中に
外の世界への好奇心というような
知らずにはいられない衝動のようなものを感じて
ノーラにもそういう部分があったのかなぁ
なんて思いを馳せながら読了。
こんなふうに資料を
自分なりに読んだり、観たりしながら、
また台本に戻ってセリフをぶつぶつ言いながら
「これは私が得た知識を引用すると
こういうことを言ってるセリフなのかな?」
とか、
自分が想像できる世界に当てはめながら
お芝居をつくっています。
そしてそれを
演出の広田さんや共演者の皆さんと
演じながら、お話ししながら
作品を深めております。
この二つ以外にも、
全然違うジャンルで
お芝居のヒントになりそうなYouTubeや
本も同時に読んでるので、
また紹介しやす!!!
今日もこれから資料を読むよ!
皆さんも寒いけど
素敵な1日をお過ごしください。
※さくらは【疾走編】のみの出演
3/15-3/24@ シアター風姿花伝