2014年、ドイツ映画「ピエロがお前を嘲笑う」。
イタリアやフランス映画はよく観るけど、ドイツ映画は初めて。
指名手配中の天才ハッカー、ベンヤミンが、出頭した警察の取り調べから話は始まるんだけど。
ベンヤミンは、知り合ったハッカーのマックスらとともに4人でハッカー集団「クレイ」を結成。
ピエロの仮面をかぶり、次々と事件を起こして世間を騒がせていくの。
そして、最後にベンヤミンがしでかしたことで、殺人事件の容疑がかけられてしまうんだけど。
語られる供述内容が、警察が調べた事実と辻褄が合わなくなっていって……。
的なストーリー。
太古の昔から、人は「永遠の真実」を追い求めているのに、その「真実」の居場所はみんな同じとは限らない。
そもそも、真実なんて存在するのか分からないのにね。
それでも科学者たちはいろんな数式を駆使して、1つしか存在しないと信じている答えに辿り着こうとする。
私はさ、科学者たちの功績はすごいな~と思ってるのよ。
私の頭では考えつかないことや気づかないことに対して、果敢に挑戦し続けてるし。
でも、幼稚園時代あたりから今までずーっと、目にするもの全てに疑問を持ってしまうの。
どうして〈1+1=2〉って簡単に信じられるの〜???
不思議だなあ、と思わないの〜???
どうして〈冷蔵庫〉は「冷蔵庫」なの〜???
(名前の話ではなく、冷蔵庫が冷蔵庫たる所以が分からなかった)
本当は違うかもしれない、とは思わないの〜???
今思えば、しょーもないことばかり言って大人たちを困らせていた……。
叔父さんに、「どうして〜? ばかり言うから嫌い」と言われ、幼い私は密かに傷ついたっけ。
例えばね、別に、1+1=2 となることは分かるのよ。
それを受け入れて、計算問題は解けるし。
高校1年生までの数学の成績は4(5段階評価)だった。
ごめんなさい、自慢にしか聴こえないよね……ほほほ
でも疑問はどんどん増える一方だったから、こじらせてばかり。
先生でさえ、私の納得できる答えをくれなかった。
そのうち、こじらせ度がMAXになり。
高校2年生になると、とにかくテストを乗り切らなければ!と思い、試験範囲の問題・数式・答えをすべて暗記するようになった。
そうすれば、試験勉強中に考え事しなくて済むし……ああ、何の力にもならない無駄な努力
結局、こんなことしてたから、国公立大学受験を諦めざるを得なかった愚かな私。
あ、話が著しく脱線しちゃった……。
なんだっけ???
あ、そうそう、「ピエロがお前を嘲笑う」ね。
みんな〜、観てね〜!!!
なんだ、その結びは……
ぷぷぷ。