「こんなクズ、産むんじゃなかった」――。
シングルマザーの女性が読売新聞に寄せた「子育て相談」の内容と、それに対する回答者の「痛快アンサー」が、ネット上で大きな話題を集めている。
スマホのゲームばかりしている中学3年生の息子について、「私の人生から抹消したい」などと率直な思いをぶちまける相談者。
そんな母親に対し、子育てや家族の問題について研究する専門家が送った言葉とは…。
■「息子を私の人生から抹消したいとさえ考えます」
相談者は、シングルマザーだという山口県在住の40代女性。
大学受験に向けて熱心に勉強に励む高校3年生の娘に比べて、中学3年生の息子が「どうしようもなくて、嫌になります」と悩みを切り出した。
息子が「部活をやめさせられて以来、スマホのゲームばかりしている」ことに頭を抱えているという相談者。
同居中の両親からも「息子のことで小言」をぶつけられるとして、
「私は怒りを10倍にして息子にぶつけ、ケンカになる。いつも、この繰り返しです」
との現状を打ち明ける。
さらには、「息子を私の人生から抹消したいとさえ考えます」と驚きの告白。
本人にも直接「こんなクズ、産むんじゃなかった」との言葉をぶつけているとも続けた。
相談者は、投書の終わりでは「こんな日々がいつまで続くのかと思うと…」と嘆き節。
「(息子を)更生させるべきなのかと悩みます」との相談を持ちかけた。
「率直にあやまってください」
「即刻あなたの心と態度を改めるべきです」――。
息子への不満をつづった今回の相談者を、こうバッサリと切り捨てたのは、回答者をつとめた恵泉女学園大学の大日向雅美学長だ。
発達心理学者として子育てや家族の問題について研究を続けているほか、NHK・Eテレの情報番組『すくすく子育て』のコメンテーターとしても知られる。
大日向さんはまず、相談者の息子への姿勢について「尋常ではありません」と指摘。
続けて、「あなたはすでに息子さんを精神的に抹消しているのと同然です」
「息子さんへの接し方について率直にあやまってください」などと厳しく批判した。
さらには、「優等生のお姉さんが輝いていて、自分をめぐって祖父母の小言が飛び交い、母親からは存在を全否定されている」と息子をめぐる家庭の問題を列挙。
「唯一の逃げ場がスマホのゲームになっているのでは」と分析し、「よく息子さんは耐えていると思います」とも続けた。
こうした人生相談の内容は、あるツイッターユーザーが紹介したことをきっかけに、3万回以上リツイートされるなど、大きな注目を集めることになった。
ネット上に寄せられた投稿を見ると、
「最近の親って普通に自分の子供にこんな事言うのか?正気の沙汰じゃない」
「息子がかわいそうだ。想像したら胸が詰まる」
などと相談者に批判的な意見が相次いでいるほか、大日向さんの回答について「100点満点の回答」「これくらい痛快な回答は久々」と称賛する声も数多く出ている。
ただその一方で、「親も人間よ。限界もある」「女手ひとつで育てている苦労を考えるとなあ」などと母親に同情的な意見もゼロではなかった。
人生相談ってこんな回答するんだ!
確かにこの回答は正論だよね。
でもこの相談者は、正論を求めているのかな?
私はどんなご相談でも一旦相談者の気持ちを受け入れる。
良い悪いは別として!
相談者がどんな思いで相談しているのかを掘り下げて考え、共感出来ること、悩みの本質を整理し見極め、諭すべきことを的確に判断する。
悩みのある方に一方的に非難や反省を促しても拒絶と反発するだけで解決にはならない。
この相談者のお悩みは、子育てではよくあるお悩みですよ。
『携帯でゲームばかりして困っています』
『部活を辞めたのに全く勉強をしていません』
『高校には何故行くのか意味が分からないと言っています』
『注意すると反抗的な態度で手に負えません』
他にも様々なご相談を頂きます。
ご相談者のお気持ちよく分かります。
子育ては、大変なことです。
思い通りなんていかない。
親が子どもに腹を立てること等たくさんありますよ!
頼まれもいないのに子どもの将来を考えたり、自分を棚に上げて成績を批判したり、あれこれ心配したり、それが親なんです。
自分が親だと認識しなければ、もっと楽に生きれます。
子育てで悩むと言うことは、親だと認識出来てるってことです。
親だと認識出来ない方に何を言っても理解出来ないけど、相談者様は耳を傾けて下さる。
有難いことです。
お相手の嫌なところが気になると全てを否定したくなるものです。
人間長所と短所があるのよ。
冷静になってそこは考えて頂きたいです。
ご子息様に対しての不満を怒りとしてぶつけても反発されるだけ。
そしてお母様は、また怒りと落胆。
それは、負の連鎖。
それを断ち切りたくて悩んでおられるのよね。
怒りの時・・・。
『息子を私の人生から抹消したいとさえ考えます』
『こんなクズ、産むんじゃなかった』
なんて言葉を吐ける方もおられる。
そんな心境になられたお母様もお気の毒だけど、それを聞かされるご子息様は哀しいですよ。
哀しみは、怒りに変わるんですよ。
お母様のお気持ちが伝わらないのは、怒りに変わる言葉を投げかけてしまっているんです。
直ぐに理解して欲しいと願っても『親の心子知らず』です。
焦りは禁物です。
まず最初にやることは、『家族再生』です。
お母様とご子息様とのやり取りがご家族の皆様の心を曇らしているかご存知ですか?
最近笑ってますか?
家族で楽しく食卓を囲んでいますか?
少しづつご家族の健全な心(精神)を取り戻しましょう。
お一人で頑張り過ぎたら、お気持ちに余裕が無くなり心が折れちゃいます。
お相手の粗を探さず、『誉める』・『愛する』・『認める』を実践して下さい。
ご子息様との距離が少し縮まったら、今迄の暴言を謝罪しましょう。
その時には、お母様も酷いことをしてしまったと気づきます。
気づいてからじゃ無いと本当の意味での謝罪じゃ無いんですよ。
親だって人間です。
躓いたり、立ち止まったり・・・色々ある。
子育てを通して知ることもたくさんあるんです。
人生日々学びですよ。
あらら・・・・ちょー長すぎた回答だな!
回答になってるかな?
今回のケース、私にはバッサリ切れないねー。
人生相談の回答者は難しいですね。
また後程。