数年前の話しです!
深夜2時半。
夢の中で。
『3cmの神様を笑っている、3cmの神様を笑っている、3cmの・・・』と誰かが言っている。
その時目が覚めた。
何故なら右の腰に激痛。
転げ回る程の痛みと吐き気でトイレに駆け込んだ。
痛み止めの座薬を使った。
座薬は、同じ様な症状で救急外来で診て頂いた時に処方して頂いた薬です。
その時は、尿管結石の疑いでした。
(レントゲンでは、石が見つからなかった。)
この痛みは、半端じゃございません。
6時過ぎに子ども達を駅まで送るとまた激痛。
もう無理、今日のお仕事は出張鑑定。
お断りの連絡を入れ、自ら救急車を呼びました。
この痛みは、波があるの。
全く無痛の時は、一体何だったの?と思うのです。
救急車到着。
その時の痛みは、少し落ち着いておりました。
救急隊員
『大丈夫ですか?』
さくら(心中)
大丈夫なら貴方達を呼ばないよ。
救急隊員
『お名前と生年月日とお歳を教え下さい。』
さくら(心中)
嫌だね、歳まで聞くんですか?
見かけじゃダメかな。
救急隊員が瞳孔を確認。(急接近)
救急隊員
『私の目を見て下さい。』
さくら(心中)
あら男性のお顔をこんな近くで見るのもお久しぶり。
あらビックリした。
救急隊員が走行中の運転手に
『車を揺らすな、揺らすんじゃないぞ』と叫び、私に『もう直ぐ着きますからね、大丈夫ですか?』
運転手は、無言。
さくら(心中)
だから大丈夫なら貴方達を呼びません。
それと救急車だって揺れますよ。
運転手さんだって無言になるわよ。
貴方が運転すると揺れないなら、貴方運転したら?
病院に到着。
泌尿器外来へ運ばれた。
人生大先輩の70代以上の方々が心配??で私を見ている。
医師の指示で、痛み止めの座薬を入れた。
そして点滴。
女性看護師
私の静脈を探せない。
『血管が細いな、あれ?』
ブスっと刺して探すの・・・。
痛いよ、痛いと思ったが必死でこらえた。
パンパン叩いたり、摩ったり。
10回は、刺されました。
さくら(心中)
この病院で点滴をするの貴方一人ですか?
いいから違うお方様を連れて来てお願い。
やっと諦め、男性看護師登場。
先程の女性看護師『右手をいじめちゃったので今度は左手にしましょう』と言った。
さくら(心中)
さっきまでは、いじめだったのかい。
いい加減自分の実力知りな。
男性看護師
『こんな綺麗な手に何回も刺してすみません。』
さくら(心中)
60歳近い女に綺麗な手なんて・・・ホストだって言わないよ。
(ホストクラブ行ってないけど)
そんな見え透いた嘘止めて。
私を油断させて何する気。
男性看護師
『あれ?うーん難しいな、ごめんなさいね、刺しますね。』
また失敗。
さくら(心中)
もう5回も失敗。
本当にこの病院は、看護師不足ですか?
実習生ですか?
男性看護師
自分の腕を見て『これが血管だよな』とぶつぶつ呟き下を向いて頭を抱え出した。
さくら(ベットの上からその光景を眺める・心中)
あら、頭の上が随分薄いのね。
苦労しているのね。
看護師の不器用ってお気の毒。
蚊だってこんなに刺さないわよ。
あの痛み止めの座薬は、この為に使ったのかしら。
絶対違うわよね。
さくら
『もう気にしないでブスっとやって下さい。』
女は、度胸?
男は、何よ。
またまた失敗。
本当に嫌になる男性看護師。
さくら
『点滴の前に尿検査とレントゲン行きましょうか?痛みも和らいだので。』
男性看護師
『すみません、そうして下さい。』
検査を終えると・・・。
男性看護師
『痛みも無い様ですから、点滴はもういいみたいですね。先生と相談してみます。』
止める?貴方いつから医師になったの?
止めるんじゃ無くて、諦めるの間違いじゃないの?
結局点滴なし。
私の腕は、青色と紫色。
何度も刺されたからよね。
血液検査は、違う階の看護師。
私の腕を見て。
違う階の看護師
『あれ?もう血液検査終えたんですか?』
さくら
『いいえ、先程点滴の際二人の看護師さんが静脈を探せず出来なかったのです。私の血管が細い様で。』
違う階の看護師
『えープレッシャー掛かるな』
さくら(心中)
貴方の同僚からこんなことされて、何がプレッシャーだよ。
今迄一度もこんなめに遭ってません。
皆さん1回で出来ますよ。
もう信じられません。
違う階の看護師
2回目で成功。
今迄の看護師は、何?
お遊びだったの?
いじめ?
悪い夢かしら?
今回も結局石が発見出来ず、次回CTを撮ることになり詳しい検査を致します。
現在は、ぴんぴんしております。
あの時は、呆れた!
不器用の看護師なの?
注射を何度も失敗され拷問ですよ!
尿路結石の痛み知ってる?
『殺して下さい!楽にして下さい!』
って言う程の激痛です。
その後も数回夜中に緊急搬送されました。(尿路結石)
その時は、以前息子の家庭教師をして頂いた当時医学生だった方に診察して頂きました。
息子曰く『あの先生、僕より勉強出来ないよ!大丈夫かな?』
と言っていた家庭教師でした。(当時は金髪でした)
案の定、エコーで全く違う場所を診てましたので『先生、そこじゃ無いんですけど!』
と申し上げました。
重病の際は名医が良い!
よく調べて行かないと殺されちゃいますよ!
危ない危ない!
また後程。