名女優 樹木希林さん逝く

樹木希林さんが出演した

時間ですよ

寺内貫太郎一家

ムー一族

ツナグ(映画)

フジカラーCM

好きだったなー。


テレビをつければ常にいて当たり前の女優さん。

主役より印象に残る女優さん。

樹木希林さんの代わりになる女優さんはいない。

本当に寂しい。


死への覚悟は?

『常に思っているよ。皆さんは果てしなく生きると思っているでしょ!だけど、いつ何があってもおかしくない。この世の中でね畳の上で死ねるというのは上出来な時代ですよ!』


夫 内田裕也さんとの離婚騒動について(勝手に離婚届を提出)

『そういう行為にあの内田裕也という人が至ることが大事なんです。あんなチャランポランなね・・・それこそお金のことは丼勘定、女のことも丼勘定、子供はつくらせっぱなしというね、そういう人間が自分の生活をちゃんとしたいと思うことが大変なメリットなんですね』


別居生活について

『別居して50年近いからね。これ(夫)はいい重しになってんの私にとって・・・夫という重しがあることによってわりかし野放図になっているんだけれども、それでも時々収まってくる。どんな男の人とも上手くやっていけないもの別居だもの・・・じゃあ私みたいなのがいなかった方が楽かなと思うと、どうもそうでもなさそうで、どっかタガが外れてんだけど、ここにあるぞというのもがあって安心してタガを外しているみたいのがあるからこれでバランスがとれている夫婦かなと今は思います。』


世間様から見て変わっている夫婦と思われる。

世の中比べるの好きだから。


でも私は理解出来るし、それがこのご夫婦にとって一番落ち着く夫婦関係なんだと思う。


樹木希林さんってとっても真面目な方。

お相手の気持ちだったり、常に物事を深く考える。

キツイことも言うけど、それも愛なんです。

上っ面の言葉や一般常識に惑わされず己の心の目を信じる。

考えた末の答えは、気軽に生きること。

執着しない生き方。

期待しない生き方。

色んなものを背負うと疲れるだけ。

一つ一つ背負ったものを捨てると何が大切かが分かる。

欲張ったって辛いだけ。

メッキはいずれ剥がれ落ちる。

そんな人達を見てきた。

芸能界は生き馬の目を抜く世界。

自分を見失うと大変なことになる。

自分のことを客観的に見られる樹木希林さんの言葉は身に染みる。

人生観に共感します。

大好きな女優さんがまた一人逝ってしまった。

ご冥福をお祈り致します。