『旦那様と別れて一人で家を出たい』と人生相談を頂いた。

(お客様の了解を得て掲載しております)


さくら 『お子様は?』

相談者

『来年大学を卒業する息子がいます』

さくら

『もうそんな大きいお子様がいらっしゃるんだ・・・今まで頑張ってきたじゃない』

『○○さんがお悩みになっているのは息子さんのこと?』

『ご自分一人が家を出て自分勝手だと思うからお辛いの?』  

『旦那様の浮気や借金で家を出たい訳じゃないんでしょ?』

相談者

『真面目な人ですから全くそんなことは無いです』

さくら

『旦那様と別れてお子様を置いて一人で家を出たいなんて普通よっぽどのことがないと考えないよね』

『今回別れる程の理由はない』

『でも別れたい』

相談者  

『これ以上旦那と一緒にいたいと思わないし自分の人生これでいいのか?って最近思うんです』

さくら

『つい先日兄を亡くしたの・・・まだ50代、還暦前だよ』

『最近、今までの人生に区切りをつけてもいいんじゃないかと思った

『子どもが自分で稼げて暮らしていけるまでは親の務めがある』

『その後は自分の道を歩んでもいいんじゃなかと兄が亡くなった後考えた』

『人生なんて儚いよ』

『人にご迷惑を掛けなければ許される範囲で好きに生きてもいいじゃん』

『覚悟を持てと言うけど・・・なかなか持てないよね』

『人生の大先輩達からしたら私なんて人生を語る程の人じゃないけど・・・』

『ご自分のこれからの人生を気兼ねせずに生きてみたら』

『ご家族3人一緒に居る生活が幸せだとは限らないよ』  

『失って初めて知ることもあるけど挑戦しないで諦めて後悔することもある』

『今迄だって様々なことで人生を選択してきたんでしょ・・・』

『失敗だーと思った時もあるし、良かったと思った時もある』

『ご自分の決断したことだもん』

『最後は自分で責任を持てばいいんだよ』

『皆そうやって生きているんだよ』

『生きてなんぼだよ』

『生きてればまだまだ楽しめるよ』  

『でも楽しいだけじゃないのが人生なんだよねー』

『生きるにはお金も必要だから、お金を持って行くんだよ』

『息子さんに会いたいと思えば会えるじゃん、生きてるんだから』


アンネ・フランク  

毎日ただ家事をこなすだけで、やがて忘れられてゆくような生涯を送るなんて、私には考えられないことです。私は世間の大多数の人たちのように、ただ無目的に、惰性で生きたくはありません


中野信子(認知神経科学者(医学博士)・評論家)   

「自分にとっての幸せは何か」という物差しがなく、世間の評判に流されて生きていると、いつまでたっても幸福感に満たされない。運がいい・悪いは「自分なりの幸せの物差し」次第。定義が決まれば、心は乱されない