呪いのさんりんぼう

友人

『以前実家が呪われそうになって焦った。』

さくら

『妬みだね！実家の皆さん良い人ばかりだよ、でもお金に不自由しないと思われているから妬まれた。人間って愚かで嫌だね。』

友人

『家を改築したり新車買ったりしているからお金があると思われた。実際は、世間が思う程無い。』

さくら

『私なんて子どもの学校の生徒や保護者からセレブだと思われちゃって本当に迷惑しているのよ。何人かのお母様にお金持ちなんですってね、自宅にテニスコートがあって鈴を鳴らすとお手伝いさんが来るんですって？子どもの送迎も何方か雇っているんですって？もう私絶句したわよ。ジョーダン止めて下さいよ。そんなセレブ見た事無いし全く違いますからと言うんだけれど・・・誰も信じないのよ。本当に子どもの学校に行くのが嫌になる。どう見てもそんなセレブに見えないでしょ勘違いって怖いわよ。早く卒業してくれないかしら。』

友人

『私の実家は、勘違いで呪われて・・・いい加減にして欲しいよね。』

さくら

『最近の人は、藁人間やらないからさんりんぼうやられたの？よく見つけたね。でもお母さんなら見つけられるよ！アンテナの感度良いから。』

友人

『さんりんぼう２回やられた。でもやった家は、大変だったんだよ。』

さくら

『倍返しですか・・・。』

友人

『やった家の子どもが事故死、両親も相次いで急死、嫁いだ娘だけが無事だった。』

さくら

『怖いよね、迷信なんてバカに出来ないんだよ！』