ここ数年。

頑張って仕事増えて、収入も増えた。

なのにやっぱり税金や保険料が上がってる。

 

そんなにバカ高く収入が増えたわけではない。

勤務日を増やしたのと、委託の業務もたまたま

固定で増えた。

 

私の収入は仕事した分に見合った額しか増えない。

当然仕事に撲殺されての増収。

 

なのに容赦なく搾取されて、収入が増えた実感は

乏しい。

 

これは給料をもらっているサラリーマンも同じ。

どんなに国が昇給をうたって「はい、みなさんの

給料上げましたよ」と言ったって、結局増収に

ともなう社会保険料等天引きも増えてしまうので

手取りがさほど増えない。

 

私が定年までいた会社に勤務していた20年ちょっ

ともそうだった。

役職が付いたり、わずかでも組合が交渉して勝ち

取っても、どんどん上がる税金や保険料等で少しも

生活の向上感はなかった。

 

そしてこれは国民のほとんどが感じていることだと

思う。

仮にそれでも増収を感じる人があったとしても

昨今の公共料金の値上げや生活必需品すべての

高騰で実感は薄くなるはず。

 

国はパフォーマンスとして、「手立ては打ちました。」

これで国民満足、自分も満足。

なのかもしれないが、生活苦や不満の解消には

全く役立っていないこと、構造的な問題があるので

小手先の収入増くらいでは賄えないことを全く

理解していないとしか思えない。

 

これも当たり前だし想定内だったけど、退職した

翌年は信じられない額の税金や保険料が請求される。

前年度収入に対して計算されるシステム上、仕方が

ないし、先輩方から聞いていたので覚悟はしていた が「これだけの収入しかなくなった人に、これ払え

って??」

と思うような月数万円の請求がきていた。

 

今もそうだ。

簡単に1回の支払い額が数千円増える。

軌道に乗り始めて収入が増えた年の翌年。

それまで数千円だったこれらが一気に1万くらい

跳ね上がった。

もはや税金とか保険料のために働いているとしか

思えない。

 

昔は海外のように、高い税金を取られても、老後

など国が不安なく生活できる福祉制度が充実して

いるのなら、という考えもできたが、今日本で

そんな実感を持つ人がいるとは思えない。

 

今も苦しい。

将来も悲惨。

 

こんな状況で人口を増やさねば、と言ってる政治家

にもつくずく嫌気がさすだけ。

 

たまたまTikTokで何が社会構造として問題だった

のかを論じている動画を見た。

数十年前からすべてをそれぞれの責任、として

押し付けるだけだった政策の誤りだという。

社会制度として法として整備したうえでならいいが、

思い切った改革なしに個人の努力ばかり強いて

きた。

 

「24時間闘えますか?」のCMに代表される、

企業戦士であることを求められ、それで経済は潤った。

企業もそれで成り立っていく。

しかし次第に人口減少や諸外国とかけ離れた労働

環境を改善せねば、となると労働人口が足りない。

それを埋めるために女性活躍社会を打ち出す。

でももとの社会構造も企業体質もかわらないまま、

頑張る男性と頑張る女性の努力に頼った結果が

さらなる少子化に。

今度は男性も家事育児に参加しろという。

 

根本的な労働環境を整えないまま、あれもこれも

やってくださいね。

なのだという。

 

じゃあ、労働時間を減らしても、産休育休を取っても

ちゃんと生活が保障され、制度利用者が査定で差別

される心配もないならもっと違ってくるのではないか?

 

要するに政治家は目先のことしか見てないし、

国民の人生、未来を見据えて生きる選択をする余裕、

見通せる安心感のある社会、なにひとつ想定できて

いないってことなんだな。