昌磨くんの引退発表がありました。

 

他の選手のときほどの騒ぎにはならず、さらっと

引退できた気がします。

 

羽生くんと一緒の時代を闘ってきたために

どうしても彼を超えられない。

そんな時期もあったと思います。

かと思えば羽生くんが抜けた穴を埋められる

有力選手が不在で、昌磨がひとり日本男子選手

をけん引し続けなければならなかったことも。

 

今は次世代を担う選手が出てきて、安心してあとを

任せられるのかもしれないです。

 

 

ネットニュースで心ない記事を目にしました。

 

「本来ならまだまだ現役で活躍できる年齢にも

関わらず、早々と引退し、交際中の相手と

荒稼ぎすることにした。」

というもの。

最近こうした根拠のない、しかもその記事を

書くにあたってちゃんとした知識や情報を

得ているのかすら怪しいいい加減な内容を

記事として流してしまうものが増えました。

 

フィギュア選手は寿命が短いし、若くしてピーク

を迎えてしまうことで有名。

特に女子選手は体が軽い10代の方が圧倒的に

有利で、この時期に大技を身に着けた選手が

トップに立つ。

その後は体の変化に高度な技術が対応できず

失速してトップに居続けることが難しいため

若くして引退することが多い。

 

男子であっても20代後半になれば体力的にも

厳しくなり、洗練された演技力で技術力の低下

をカバーしている一面も出てくる。

その芸術性が得意な高橋大ちゃんですら、

一度引退後現役復帰するも、やはり思うような

結果は残せなかった。

 

トップレベル選手となるとケガや故障も経験

しており、満身創痍な状態で競技を続けている

ことも多い。

まだまだ現役で闘えるように見えるが、若手の

高いレベルの技を取得するには無理もあるし

余力がなくなって一時の輝きが失われた結果

しか残せなくなってから引退するより、惜しまれ

ながらの引退の方が誰が見ても正解だと思う。

 

この記事を書いた人はフィギュアのことが全く

わからないとしか思えない。

20代後半でも現役だった選手も苦悩しながら

の戦いをしていたはずなのに。

 

しかも交際相手(真凛ちゃん)とのことについては

所属事務所を真凛ちゃんと同じところに移籍という

事実から想像した話だと思うが、それぞれの

熱狂的なファンの中には交際に賛成な人ばかり

ではないし、そもそもカップル売りが儲かると

誰が言ったのだろう?

めちゃくちゃな憶測としか思えない。

 

昌磨も今後はアイスショー中心のプロスケーター

となるわけだけど、屈指の表現力のある選手

なので、むしろ好きなようにのびのびやれるのでは?

と思う。

今後結婚となっても現役選手よりはハードルが

低いだろうし。

 

とにかく昌磨、お疲れさまでした。

 

 

さて、高橋大輔さんをきっかけに試合やショーを

見に行ったほど一時はフィギュアを好きになって

いた私ですが…。

大ちゃん引退も昌磨がいたから続いてきたけど。

さすがにこのあとに彼らほど熱狂的に推して

いける選手がいません。

女子も、宮原知子さんたちの世代は好きな選手

が多数いましたが、今はそれに続く好きな選手

がいません。

 

中学生くらいからフィギュアは好きでテレビ観戦

はしてきたので、いつかまたお気に入りの選手が

できて熱が復活するかもしれないのですが、

当分私のフィギュア歴は一度終息ということに

なります。

 

今回世界選手権にすら触れて来ませんでした。

昌磨が表彰台を逃したこともありますが

それがすべてかもしれません。

 

私の中で昌磨とともに引退になった。

そういうことな気がします。

長らくフィギュアシーズンになると感想を

書いてきましたが、今後は気が向いたらね。

ということになります。