松本穂香さんが好きなので、彼女の映画、

ドラマは極力見たい。

(あと小芝風花ちゃんが好き)

しかし「ミワさんなりすます」は見事に見逃し

ました。

ツイッターでの相互さんがこのドラマで穂香さんに

ハマったみたいなんで面白かったんでしょうね。

 

穂香さんはindigoのアルバムジャケット、楽曲の

MVにも出演しています。

好きな女優さんが好きなバンドの活動に関わる

って最高ですね。

 

さて、表題のドラマは3回シリーズなのでこちらは

忘れずに見ました。

 

このドラマの主人公が住む舞台が牛久。

ここ、父の実家の近くなんです。

大仏が見える場所ではないけど。

ただいとこが自死して発見された場所でもあるし

私は昔からあんまり好きな場所じゃないんですけどね。

 

さて、そんなちょっとローカルな場所で両親と

暮らす主人公31歳が自分の幸せとはなにか?

に迷い、悩む物語。

特別なことは起きない。

母親が更年期うつ、父ががん発症。

都内で好きなアパレルの仕事が順調だったのに

一人娘の彼女は家に戻って近くの企業の

契約社員になる決意をする。

 

身につまされてきつい。

今ヤングケアラーが問題になりそれに特化

した制度もできるようですが、私に言わせると

ヤングだけが問題なんじゃない。

私自身、13歳で母が重い肝臓病にかかり、

当時は姉がヤングケアラー状態。

その後姉は結婚して家を出たから、22歳から

我が家は母のことを最優先にしてくるしかなかった。

 

何度も入院、手術、後遺症の覚悟。

20代半ばで「ああ、私はこのまま母の看護と

父の老後の面倒の未来しかないんだな。

結婚や子供もわかんないな」と思っていた時期も

あったので他人事に思えなかった。

 

このドラマの主人公はそんな中で知り合った

男性と恋をするも、将来への不安やこの人とで

いいのか?という迷い、等々でぐるぐるする。

 

結末はちょっと安易な気はした。

彼女が「自分が幸せと思う生き方でいい」と

気づいて目の前にあるもの、本当に欲しいと

思うものは何か?にたどり着く心境の変化の

過程で、友人の一言が大きく左右するあたりが

ちょっと安直に見えてしまったんですよね。

 

でもここで思うのは、現代の女性特有の悩み。

女性の生き方が多様すぎて、自分の人生は

自分で選べ、って言われても簡単じゃない。

これでいいのか?誰とも比べられない。

一度決めて進んでも何度も途中で自問自答

すると思う。

昔みたいに結婚するしかないみたいな人生も

選択肢がなくてつらいけど、悩まなくていい。

周りもレールを敷いてくれる。

 

今の人は今の人なりに正解がない人生を、

自己責任で選んでるって言われながらどうにか

あがいてもがいて納得する落としどころをひたすら

求める苦悩があるよね。

 

主人公が「この人が運命の人かわからない」

って言うんだけど、私はいまだに「運命の人」

なんていなかったと思うよ。

一時そう思った人はいるけど、そう思うことが

よかったかわからないし、今はそう思ってないので。