あんのこと | 花の命は短くて

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タイトルに意味は無いブログかもしれない(笑)

今日も映画🎬



あんのこと



この映画は実話なんだけど、やるせない気持ちにさせられる映画だった。


令和の世にこんな家庭があるなんて………



この作品、三面記事にしか載らなかった事件から監督が作品にして世に知ってもらわないと!と動いたらしい。


個人的にはもっと大手の配給でやるべきとも思うし、高校生とか観てもらいたい。

そして、今の日本って実は腐ってるって知ってもらいたい。


終始胸が痛くなるし、気分も悪くなる映画だけれど、知る必要があると思った。

知らないだけで、こういう家はまだあるんだと思う。



あまり書くとネタバレになるから、ザックリね。

主人公は杏(あん)。

21才。

足の悪い祖母と母親と暮らしている。


母親が癌。

杏が幼い時から虐待を繰り返し、小学校で不登校。

12才の時に売春させ、稼いでくる度に金をむしりとる。

売春を繰り返す中で、覚醒剤を打たれてしまい依存へ。

18才で覚醒剤で警察に連れて行かれたけど、逮捕されず。


ただその時の警察官が薬物離脱施設を紹介し、フォローをするようになる。


自立したい杏は、介護施設で働くようになり世間と接点を持つようになり、自信もついてくる。

親から離れないと意味がないのでシェルターに保護してもらい、本格的に変わっていく。


小学生を不登校だった杏は、学ぼうと学校にも行き始める。


順調に進み始めたように思えたが、新型コロナが蔓延。

杏を取り巻くものが一気に変わってしまう。

そして………



そうこの話、つい数年前の話なんです。

未だに母親が子供を金蔓にしたり暴力をふるうなんてことがあるのは、薄々知ってたけど、映画とは言えそういうシーンを目の当たりにすると、日本ってって思えてくる……


もっと表沙汰になって良い話と思う。

そして、こう言う子育てもロクに出来ない親が減るよう国は真剣に向き合って欲しい。

性教育をもっとしっかりやるべきとも思う。

望まれない妊娠を減らすことも、こう言ったことに繋がりにくくするのでは?と思う。


少子化なので一人でも多く生まれたらと思うのも分からなくないけど、こんな家庭で生まれ育つ子供が減らないなら、少子化はドンドン進んで良いと思う。


ただ思う。

そう言う無責任な人がボコボコ産んで、国に任せる!みたいなのもダメと思うんだよね。

仮に児相に子供を保護されたようなダメ親は、強制労働とかペナルティ強いるべきだと思う。(福イチ原発でプール清掃とか)

そして、一生その労働をさせる代わりに子供は保護して育てるみたいな。


勿論、強制労働に入る前に去勢・避妊手術を念のため実施。万一の事を想定して。

またこの人達から可哀想な子供が生まれない為にも、妊娠の可能性は全て断ち切るべき。


この映画、一人でも多くの人に観てもらいたい。

そして、こういう子がこの先居ない日本になれたらと思う。

勿論、そんな話はかなり難しいのは分かってる。

けど、そういう希望を持つ事は大切なのでは?と思った。