更にもう一本観ました。
土を喰らう十二カ月
凄く素敵なお話でした。
尚、『キネマの神様』に急遽出演することになった沢田研二さんですが、今回は代役ではなく本人がキネマの神様以前からオファーを貰っていたようです。
キネマの神様は、コロナで亡くなった志村けんさんの代役で抜擢されたけど、沢田研二さんも良かったよ。
って、志村さんのは観ることが出来なかったけど、なんか重ねることが出来た。
ドリフでよく一緒にコントしてたの観てたからかなぁ?
志村けんさんって、なんか色気があるんだよね。
沢田研二さんも、未だに色気がある。
色気繋がりなのかな?
今回は、その色気を極力無くした素の人間臭さを見せてくれた作品と思います。(ただたまに出る(笑))
子供時代、お寺に口減らしで出され坊主の修行をしてた折、精進料理作りをしていた水上勉さんのエッセイそのままに作品を映画化したようです。
レシピの再現に土井善晴さん。
観ててお腹がとても空きました。
その時、土が恵んでくれる野菜が全ての精進料理。
それを大切に無駄はせずにと、慎ましいながらも本当は優雅で贅沢な生活なのでは?と思えるから不思議。
いやー。
自分は、土いじりがダメなので出来ない生活と思うけど、あんな風に四季折々、その土地で取れる山菜や家庭菜園にできる野菜。
作れない冬は、雪の中に貯蔵して旨味がぎゅっとした野菜。
土の匂い。
野菜の匂い。
料理の匂い。
季節の匂い。
時間の匂い。
人の感情の匂い。
2Dの映画なのに、色んな匂いを感じた気になる作品でした。
沢田研二さん作品。
また何か、ほっこりするやつが出て来たら観たいと思いました。
なんか、若い時のあのギラギラした衣装とかメイクしてって歌舞伎者なイメージでしたが、今はすっかりそれは無く。真逆の方になったので、ギャップが良いです。
それ思うと、YOSHIKIとか高見沢は凄いなぁ。まだ現役であのメイクとか衣装とかだもんね。