暑いですね。
5月末、本当に久しぶりに映画に行ってきました。コロナ禍前ぶりです。
自分も基礎疾患持ち、子どもの受験やバイトの職種を考えると、最大の警戒で過ごした数年。
解禁しました。
役所広司さんと菅田将暉くんの映画、
そして、内容は『親ばかぶり』が描かれているということで気になっていた銀河鉄道の父 。
忙殺される毎日で、頭も心も休まらないので、涙活なるものでもしてみようか、という気持ちもあり…
迷っていたところ、カンヌで、役所さんが賞を取られたということで、混んじゃう?と思って、思い切って行こう!と上映スケジュールを確認すると、どうやってしても、これ、お仕事してない人しか見られない時間帯でしょ?っていう映画館ばかり…
なんで???
ん〜、内容としては物足りないのを役所さんの演技でもたせているというか………
菅田将暉くんの宮沢賢治の様子が、ちょっと…ね、笑えないし、映画に収めるためなのか駆け足すぎて。
ただ、冒頭の、賢治のおじいさんが、父である役所さんに言った、
『お前は、父親が過ぎる!』、この一言は響きました。
そうよね、、、
仕事に追われ、子どもにしてやれてない感にさいなまれたり、いや、過保護だろうという反省してみたりの、もうすぐ20年。。。
正解はないなぁ。
見守るしかない。
あ、あと、ラスト間際の母である坂井真紀さんが、
「私にやらせてください。最後くらい」と、命の終わりが近づく賢治の体を拭くことを、父である役所さんに言った場面。
涙がポロポロこぼれました。
お父さんを立てて、長男である賢治への愛情を、手をかけることを我慢してきていたんだろうなぁと。
でも、なんだか、何度も泣いてしまいました。
親ばかでいられるのは、子どもがいてくれるからだから。
子どもが産まれてこなかった経験をした身としては、子に先に行かれるのは、表現の仕様がないほどつらいことはわかるので。
そして、大人として、手を離さなければいけないことも、また、この映画でつくづく感じさせられ。 静かに涙を流しました。
久しぶりに行った映画館は、ソファのような居心地のよい座席で、全く、前列の人の動きなど気にならなかったのですが、
終わって立ち上がってみたら、私以外は後期高齢者とおぼしき方が3人のみ。。。
需要がないのか、やっぱり、朝方から夕方前の時間帯に映画館に来られる方なんて、なかなかいないのか……
少しずつ、母もソロ活をしていきたいけれど、世間との時間のズレにより、なかなかに難しいな。
むりくり定時退勤して、暗くなり始めた夕方にスタバでボーッとするくらいかな。