妻でもなく母でもなく | 心も身体も健康に…ハーモニースペース羅針盤 兵庫加古川 姫路

心も身体も健康に…ハーモニースペース羅針盤 兵庫加古川 姫路

心と身体、両方とも健康でないと本当の健康とは言えません。
ヒーリングを通して心と身体が調和された世界で生きる大切さを知りました。
心と身体、人と人がハーモニーを奏でるように。
そんなスペースを創り、拡げていく。
私達の願いです。

こんにちは。森本智子です。


結婚して25年を経て。
早かった〜、とも思うし。
25年かぁ…、とも思う。



父と主人が同じ職場で。
父が主人を気に入って。



「会わせたいヤツがいる」
って父が主人と見合わせたのは私が20歳の時だった。(今思うと、父、無謀だな(^◇^;))。


何の疑いもなく、父がすすめる人なら間違いないだろうと思って結婚。(私も無謀やな。流石、親娘)


いい妻になろう、って思ったんだけど。


5人家族から2人になって量の加減が分からずに作り過ぎたり、レパートリーが少なくてずっとローテーションだったり、味付けが日によってバラバラだったり。


ヒドイ嫁だったにもかかわらず、主人は食べてくれてた(^◇^;)。



でも、主人が仕事から帰ってきた時に温かい食事やお風呂、お布団を整えておこうと思って。


家庭をあったかい場所にしておこうという努力は、した。我ながら、けなげ(笑)



祖母や母が当たり前にしていたことが正しいと思ってたから、それが妻の役目だと思ってた。



しばらく正社員で働いてたけど、上の子を授かった時に会社を辞めて、専業主婦に。
これも、何の疑いもなかった。



いいお母さん、になりたかったんだけど。


子供たちは小児ぜんそくと心臓病だったから、毎日のように市民病院に通ってた。2人が丈夫で無いのは私のせいだ、って思って。自分を責めて。



何とかしなくちゃ、って思って。
食育指導士の勉強をして調味料から食を変えた。



家庭や家族を守ることが私の役目、と思って必死になり過ぎて。



私は心身のバランスを崩した。
偏頭痛や生理痛。起き上がれない。
鎮痛剤でごまかしてた。



妻でもなく、母でもない「私」は何の価値もないと思っていた。



息子が不登校になってからは、
「子育てすらまともに出来ない」と思ってますます頑なになった。



だけど主人は責めたりせず、ずっと側に居てくれた。


ありがたくて。
申し訳なくて。



母が他界したショックで病んだ時も。



子供たちを丈夫にする為だと思ってサプリメントにお金をつぎ込んだ時も。



学校に呼び出された時も。



子宮の病気になって左卵巣をとってしまった時も。


主人がいなかったら越えられなかった。



かなり、主人に負担をかけてきた。
主人は食いしばり過ぎて奥歯が割れた。



男の人は外に出たら7人の敵がいる、って言われるけど。



当時、私の両親と同居してくれていたし、主人は安らげるはずの家の中で安らげなかっただろうと思う。



大きな器の人だから声を荒げたことも無い。
ケンカしたことも無い。


いい妻を頑張ってるつもりだったけど、守られていたのは私の方。



子供たちが成長して、
「母」は卒業。



「妻」に卒業は今のところ主人からは告げられてない(笑)



子供が主体だったレジャーも、子供たちがそれぞれに過ごすようになって。



家族の時間より夫婦の時間が増えた。
妻でもなく、母でもなく「私」が頻繁に外に出て来る。



気の強い、自己主張の激しい「私」。
(元からだ、と言われそうだけど)



主人は淡々と
「やりたいようにやれば」
って笑ってる。



私が認められなかった、妻でもない母でもない「私」の存在を主人は最初から見てくれていたんだよね。



妻になる前は、ただ智子という名前の一人の女性だったんだから。



自分で勝手に妻だの嫁だの母だのをくっつけて役目を課しただけ。



祖母や母のようでなくても。
良妻賢母じゃなくても。
私は私で良かったんだ。



料理上手でなくても
お片付けが下手でも
虫が苦手でも


あなたには、あなただけの魅力がある。


それはどんなところか、知ってる?


身近な人に聞いてみたら分かるかもしれないよ。



妻でも母でも嫁でもない。
ただ一人の女性としてのあなた。


外から与えられた役割で生きていませんか?



ここまで読んでくださってありがとうございました。


私を見つけてくれてありがとう。



あなたがしあわせでありますように。

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