こんにちは。森本智子です。
子供の頃、自転車に乗る練習をしてて、思いっきりコケて、膝小僧にかさぶたが出来ました。
固くて、膝を曲げる度に皮膚がひきつる気がして。
気になって仕方ないから、そうっと剥がそうとしたら治りきってなくて、また血が出て。痛~い。
なかなか治ってくれなかった。
ここにキズがありますよ、ってアピールしてるみたいで、カッコ悪くてイヤだった。
膝小僧に出来たかさぶたは、その下で新しい皮膚が作られて、剥がれる時期が来たらペロンと取れた。
目に見えるし、急いで剥がそうとして失敗して学習したから、
「剥がれ時だな」
って時期を読むようになったけど。
心に出来た固いかさぶたは、なかなか剥がれ時を見極められなくて。
「無理に剥がして更にキズを深めるのがイヤ」
「もう傷つきたくない」
「思い出したくない」
って長い間、見ないフリしてた。
新しいピュアな心がかさぶたの下に生まれていても「キズつくの怖い」って大事に大事に古くなったかさぶたで守ろうとした。
心のかさぶたは
これまでの習慣だったり。
自分の思い込みだったり。
世間体を気にしていたり。
執着、という名のこだわりだったり。
ちっぽけなプライドだったり。
固い固い鎧。
あなたの夢って何?
何があなたを止めてるの?
子供達を守らなくちゃ。
だって、喘息の娘と心臓病の息子がいるから。
もう健康になったのに、「いいお母さん」像にしがみついてた。
亡き母の代わりに生きなくちゃ。
今わの際の母に「後を頼むね」って言われて、誓ったから。
本当にそれでいい?
…「私」を生きてなかった。
誰の為に生きてるの?
誰かを幸せにしたくて生きてるの?
「私」はしあわせにならなくていいの?
自分に何度も問うた。
イヤだ。
もっと、自分本位に。
私のしあわせは私が創る。
そう決めたら、誰かの基準で生きなくてもいいと思えるようになった。
心のかさぶたの剥がれ時。
あなたのしあわせはあなたが創ることが出来るよ。
どんな未来を創り出したい?
ここまで読んで下さってありがとうございました。
私を見つけてくれてありがとう。
あなたがしあわせでありますように。