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お名前:manma
件名:国語の問題文の間隔、回数について
本文:下剋上受験、うちの子、下剋上算数、解説本をもつ愛読者です。

「桜井さん、うちの子受かりますか?」に載っていたやり方で毎日国語長文(説明文、予習シリーズ使用)に取り組みはじめ、3週間ほどたちます。

(蛍光ペンでヒント箇所をハイライトして問題文を解く方法です。)

この方法にしましたら、本で紹介されていた通り、最後まで読めるようになり、解答するまでの時間短縮にもなりました。ありがとうございます!


それで、解いた後のことなのですが、丸付けをしますが、正答率が悪いときもあるのに毎日読解しているからまあいいや、と直し(どこが間違えていたか、どうして間違たかを確認)をしていませんでした。3週間続けられましたので今後は直し作業もして後日また解きなおすようにしようと思います。

その解きなおしの間隔は2,3日以内、1週間、1か月、どのように設定されていらっしゃったか教えていただけませんか。

なお、我が子は四谷大塚で国語の偏差値が45、説明文が大変苦手です。

それにしても、この方法は事前準備が大変で、改めて桜井さんを尊敬いたします(*^^*)



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manma様、はじめまして。

"国語が出来ない”にも色々ありまして、長い文章を最後まで読めない場合、まずはこれを解決しなければいけないのです。

私は昔から活字を読むのが苦手で、病院の待合室などに置いてある雑誌の記事を読み始めても途中で無理になってくるのです。長く活字を追い続けるのが無理だったのです。

娘も読書をする子ではありませんでした。

そんな私たちがまず解決しなければならなかったのが、「読む体力」でした。マラソンを完走できないようなものですね。

これを克服するために、文章に景色を入れて最後までたどり着くようにしたのです。


蛍光ペンが塗られている文章を解いたあと、もう一回やりたいということですよね。国語は題材を準備し続けることが大変ですから、それをもう一度、今度は蛍光ペンが塗られていない状態で使いたいのはよくわかります。

さて、どのくらい経てばその文章を読んだことを忘れるでしょうか。

毎日1つずつ読むと、1か月くらいで設問もすっかり忘れてしまいませんか。

それなら、景色をつけていない状態で解きなおししても「答えを思い出す思考」にならず、読んで答える本来の国語テストになると思います。


様々な場所での講演会で言っていることなのですが、国語の文章は読み終えたとき読解できていなくても良いのです。

多くの人が、その文章を読み終えるまでに『読解』つまり文章を理解しなければならないと考えていると思います。

5年生までの題材は小学生向けに書かれたメッセージが多いですが、6年生になるとそういうわけにいかなくなります。筆者が「まさか小学生が読むとは思わなかった」というような文章にルビ(ふりがな)をつけて、難語にはアスタリスクマークをつけて、小学生に読ませようなんて無茶なことをしているわけです。

これを読解せよと言っても、多くの子がそのハードルを越えられないでしょう。

それは、文章を読み終えた時点での読解(理解)を目指しているからだと思います。


その文章はもともと設問がなかったのです。しかし、テスト用に設問が準備された。その設問は小学生が読むことを想定して作られたのです。

設問が問い1から問い9まであったとします。

その設問をすべて答え終わったとき、読解出来ていれば良いのです。

当時、私は設問が重要な役割をしていることに気付きました。

設問は「読解サポート」の役割をしているのです。しかし、多くの人がそれに気付いていないでしょう。すると、子どもたちもそれを知らないのです。


文章を読み終えたときは、何について書かれているか程度の理解で良いのです。

しかし、設問を1つ1つ正確に答えていくと、だんだんわかってきます。何となくその文章に書いてあることがわかってくるのです。設問がそのヒントをくれているようなものなのです。

そして、最後の方の設問では、筆者が伝えたいのか入学試験を準備した学校が知ってほしい事柄なのかは知りませんが、こちらが頷かないといけない部分がはっきりするのです。それだけわかればあとの細かいことは少々どうでも良いのです。精読の必要なんてないと思います。

つまり、問い1問い2ではなく、「ヒント1」「ヒント2」と考えさせるのです。それが国語の解き方だと教えるのです。見方を変えるだけで、その面倒なクイズはずいぶんストレスが軽減されるはずです。


しかし、こういうことを説明している国語のテキストはみたことがありません。

国語のテキストを作る先生たちは読解力がおありなんでしょう。


国語に限らず、テキストと言うのはそこそこ出来る子が練習するために作られた勉強のツールです。出来ない子向けに作られたものではないのです。そりゃそうです。出来ない子になったことなんてないでしょうし、あったとしても、そこまでバカじゃなかったでしょうから。

あたまの良い子とそうではない子が同じ勉強方法を選択するのは大間違いだと私は思うのです。

ところが、普通は出来る子、合格した子の勉強方法を真似たくなる。

これが、大化けしない原因だといつも思っています。


何でも同じ。

ローラと同じ化粧品を使ってもローラになれないでしょうし、ローラが来ている洋服を着ても破れるだけですよね。その人の現状に適した化粧品や化粧方法、洋服があるはずなのに、多くの人がローラを真似るという暴挙に出るのです。お金をかけて逆効果なんてことになる。

だから私は髪型をツーブロックにしないのです。



子どもを変えるために、精一杯の準備をしてあげてください。教育者じゃないんだから自分の子だけ変われば良いのです。子どもはいつか「勉強って意外と面白いね」という日がきます。

そのとき、それまでの疲れなんてどこかへ飛んでいくはずです。

桜井算数教室月イチ講座
2017.12.22

桜井信一

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