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011/俺たちの子育て/第二反抗期は子どものチャンスを台無しにする
小学校低学年の子育ては、いかに退屈に慣れさせるかがポイントだと思う。富裕層は好きにすればいいと思うけれど、普通層にとっては大事なことだと思う。
そこで、まずは愚痴っておきたい。普通層の現状というか、現況というか、現在の状況を吐露しておきたい。
私たちは、「退屈」というライフスタイルでこそ生き長らえるのである。休みの度にテーマパークやデパートに連れて行くわけにもいかないから、退屈な日曜日を苦痛なく過ごすことができるようにしておきたい。今週はディズニーランド、来週はデパートと続くと、その次の週は「今度の日曜日はどこに行くの?」と訊いてしまうのは子どもなら当然だ。
そりゃ毎週毎週どこかへ連れて行ってやりたいけれど、時間的にも金銭的にもそうはいかない。外食だって同じ。2週続けて外食すると、やっぱり子どもはその次の週も期待するだろう。今週は家のご飯だと知るとがっかりして当然だろう。親の懐具合なんて子どもにはわからないし、わからせたくないけれど、やっぱり外食は痛い。そろそろ一人前を食べ始めるこの頃は外食って馬鹿にならないのだ。日頃発泡酒で我慢する家もあれば豚肉がヘルシーと呪文を唱える家もある。そうやってチビチビ節約しても、外食1発で小銭は吹き飛んでしまうのだ。
そろそろ寒くなってきた。身長が伸びて洋服のサイズが合わなくなってきた。新しい洋服を買ってやらねばと家から少し離れたショッピングモールに出向く。目的は厚手のセーターだけ。ズボンはある。でもまあいい物があればズボンも買ってやっていいかもしれないと心の中では思っている。どちらにしても数千円で済むだろう。1万円を超えることはない。
ところが、ショッピングモールという場所は蟻地獄なのだ。洋服を買うだけで終わることはない。靴下も靴もと予定より増えてしまう。一度で済ませたいという気持ちには、ちゃんと計算があるのだ。
確かにあれこれ買うと予算オーバーだけれど、よく似合っていたし、これで当分は大丈夫だろうから、まあ仕方ない出費だ。そう自分に言い聞かせながらショッピングモールをあとにする。気が付くと夕方だ。
「晩御飯どうする?」
結局こうなってしまう。家に着いて電気をつけて、ゆっくりできるのは子どもと私だけ。妻は慌てて晩御飯を作り、お風呂の準備をする。洗濯物も取り込まなければいけない。家に着いてすぐ動かなければならないのだ。
「学校の用意は出来てるの? 宿題は?」
どうやら子どももゆっくりできないようだ。日曜日の夜は子どもだって何かと忙しい。私はたまの休みだからと言い訳し、ゴロゴロして晩御飯が先かお風呂が先かただ待つだけ。自分だけ動いていないのは少し心苦しいけれど、動く苦しさと比較して心だけが苦しいゴロゴロを選ぶ。
こうなるのはわかっているから外食になる。お出かけやお買い物は結構疲れるから、せめて晩御飯くらいは外で済ませたいと思うのは家事をする側からすると当然のこと。ここで私が外食を断固拒否すると、妻にかなりの不満を持たせることになる。それならもっと早くから出掛ければ良かったけれど、お休みの日の行動開始はどうしても午後になるのだ。
すると、洋服代に外食代が加算され、大きく大きく予算オーバーする。これはさすがに腹積もりしていなかったと後悔する。そもそも外食なんて美味しくない。値段を見ながらなるべく安いものを注文しても心の胃袋が委縮するだけで食べた気がしない。豪快に食べたいとまでは思っていないけれど、あまり好きでないものを選んで食べるのは結構辛い。切なく侘しく情けなくなるのだ。
普通層のお出かけのチャンス。それは――。
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ずばり、冠婚葬祭である。これはさすがに出席しなければならない。親戚付き合い、ひと付き合いを断って生きていくわけにいかないから、最低限のお出かけとなる。
ところが「冠婚」の機会がない。いまどき結婚式を挙げるのはそこそこちゃんとした家の子たちで、私の周りにはいない。やつらは近所の写真館で和装姿になるだけで精一杯だ。おそらくこの先も結婚式に呼んでくれそうな者がいない。
とすると、「葬祭」ということになる。葬祭チャンスというわけだ。しかし私の先輩諸氏は味噌汁を飲まないらしい。しかも酒代に乏しいときている。もう好きなだけジョギングして水ばっか飲んでくれ。
こうして色々考えていると、退屈しのぎになるものだ。
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2017.11.7
桜井信一
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桜井信一
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