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お名前：まるご
件名：親の中だるみ
本文：はじめまして
元塾講師（中学部）、現在 ［伏せました］４時間パートの母です。
主人は慶応卒、地方出版社勤務です。
（年収多くない、器が小さい( ；∀；)）
（夫婦で中学受験経験ナシ。主人は通塾経験ナシ）
２年前、長女Ｎ子の中学受験を終えました。
どうにか国立大附属校（東大京大合格者〇〇位［伏せました］）に合格、無事進学することができました。
Ｎ子の中学受験時、私は専業主婦になり、つきっきりでフォローをしました。
Ｎ子は理解力が低く、反応も鈍く、様々な面で幼く、「障害をもってるのか？」と思い悩み、涙したこともあります。
私は胃痛を抱えました。
しかし受験後、Nは様々な面で成長し顔つきさえ精悍になりました。
長女Ｎ子、小６・３月
「どうせドベ合格」だからと気合を入れ、英数にも先取りで取り組み、塾の一貫校生クラスに通わせ、英語は上位、数学は中の下（残念・・・）で、勉強はなんとか軌道に乗り、裾野を広げるべく友達と校外活動にも取り組み、現在は楽しく中２を過ごしています。
今度は小５の次女Ａ子が中学受験です。
次女Ａ子は野生児のルックスと性格ですが、
塾では
「理解力の高いお子さん」
「合理的でテキパキしている」
「ラクをさせてもらっている」
と言われ、最上位クラスの上位にいます。
つまり、中だるみ中２長女Ｎ子としっかり者小５次女Ａ子を抱え、完全に私自身が燃え尽き症候群の状態です。
長女Ｎ子の中学受験時、アンチ中学受験派の主人や姑が何を言おうと、アホみたいに塾代がかかろうと、魔物に取りつかれたように中学受験に熱狂しました。
今、ふと次女Ａ子の小学校の担任を見ると、偏差値４０の地元大卒です。
部活で活躍し、爽やかで人間的に魅力的です。
地方には、地方大卒→地方公務員・教師も多いです。
安定を得て、先生と呼ばれ、まるで人生の勝者です。
他の世界を知らなければ、幸せです。
そこまで頑張らなくてもいいのか…？
そんな邪念も入ります。
また、これから迎える長女の高校英数や、次女の受験ピークを支える勇気が湧かない。
いくら今、次女が順調だからといって、最後まで結果は分からないのは、長女の優秀な塾仲間のまさかの結果などから承知しているつもりです。
前は流れで、引き込まれるように中学受験に熱狂しました。
今は、心構えをしてしまい尻込みしてしまいます。
結局、親である私のやる気がでません。
もうあんなにできない。
軽い鬱かな・・・とさえ思います。
『あんたアホか』と一蹴し、喝をいれてください。
まるご様、はじめまして。
『あんたアホか』をご希望ですか。
なるほど、鬱ではなさそうな感じですね。
第一子の中学受験では熱狂しましたか。
良かったじゃないですか。
やはり、元塾講師だけあってツボはおさえていたのでしょうか。
本当に良かったです。
理解力が低いように感じたのはお母様の高望みが原因だったということになりますかね。
ところで、最近は何でもかんでも病名をつけたがるのです。
医学の進歩というよりも、ネーミング力の進歩ですね。
長女のことをそんな風に言ってたら、二女の野生児のルックスも病名が必要になりますよ。
ちょっと落ち着いて考えましょう。
小学校の担任の先生のお話しですが、それは公務員・教師が魅力なのではなく、仰っておられるように、その方が魅力的なのでしょうね。
どの道でも良いのです。
１０人も子どもがいればそりゃ毎回根性だしていられないでしょうけれど、２人でしょう？
もう１回くらい熱狂しましょうよ。
お嬢さんもいつかは母親になるのです。
将来、熱狂を経験した上で決めてもらいたいと思いませんか。
この中学受験というものは正解なのかどうなのか。
お嬢さんが、自分の子どもをどう育てるかの判断材料として経験しておきたい。
知らない人は判断が難しいのです。
知った上で決めてもらいましょうよ。
中学受験だけでなく、お母様の子育てそのまますべてがお嬢さんの将来の判断材料になるのです。
良い面も悪い面も。
だからこそ親は真剣に子育てをしなくてはならない。
迂闊なことはできない。
でも親だって人間だからいつもそういうわけにもいかない。
そこも見られているわけです。
ぬるく育てると、強風に弱いかもしれませんよ。
明日は七夕ですねえ。
本に書きましたが、いつも七夕の短冊を見て思っていたのです。
「根拠のない夢を書くクセをつけさせたらダメだなあ」と。
そう思いませんか。
2017.7.6
桜井信一
