続き
JIS B 2704-1によると
「ばね定数は,全たわみの30〜70 %にある二つの力(荷重)点における力(荷重)の差及びたわみの差によって定める。ただし,二つの力(荷重)点はいずれも最大試験力の80 %以下とする」
ということで、バネ定数の算出の考え方は上図であっていると思います。
が、
①全たわみの30%~70%にある二つの力(荷重)点
サンプルで使っているタミヤ黄 ノーマルだと
自由長 - 密着高さ = 全たわみ なので
自由長:26㎜ - 密着高さ:約10㎜ = 全たわみ:16㎜
全たわみ16㎜の30~70% = 4.8㎜~11.2㎜
この間の任意の2点で計測となっていてます。
でも実際の使用領域って
1.5㎜~6.0㎜とこんな程度。結構1Gでもバネレートが低い所で使われるんですね。
さらに
②二つの力(荷重)点はいずれも最大試験力の80 %以下
この計測器のMAX荷重は20N。この”20N”に余裕があるのかがわかりませんが、MAXと仮定すると
20N×80%=16N
これらを満足するところって、
なんかすごく狭い。
まあJISに則って計測する必要はないのですが。