こんにちは。
いつもブログにご訪問いただきありがとうございます。
犬猫に高タンパクの食事を与えると腎臓に負担をかけるのでよくないとお聞きします。
腎臓の療法食（Kidney Food）はタンパク質含有量を制限しているので、そのような発想になるのでしょう。
飼い主さんより、レイキNヒーリングやバイオレゾナンスでチェックをさせていただいた後、食事のケアのことでお話させていただくと、肉や卵を食べさせすぎると、腎臓に負担がかかるとおっしゃる飼い主さんは少なくありません。
高タンパクで腎臓に負担がかかるというのは、食事の中に何パーセント以上タンパク質が含まれていたらダメと思っていらっしゃるのですか？
とお聞きすると、「わかりません。」とおっしゃいます。
そもそも、高タンパクの定義って何？
その定義に基づいてタンパク質を摂取しないと腎臓に負担がかかるの？
という疑問も持ちます。
タンパク質が腎臓に負担をかけるかどうかというのは、獣医学論文にもありまして、タンパク質含有量35％を超える食事を与えると、末期の腎不全の場合は腎臓に負担がかかるというものです。
末期の腎不全というのがポイントです。
もうあと数日、数十日しか生きれないという程、腎臓の機能が失われている時です。
このような状態の時は、もう食欲もなくあまり食べられない状態だと思うのですが、そんな時に、わが子にまったく美味しくない腎臓療法食を食べさせる選択をしますか？
私ならしないですね。
チュールであろうが、猫缶であろうが、刺身であろうが、いっぱい並べて食べたいものを食べさせてあげます。
数日か十数日長生きしてほしいからといって、食べたいものを食べさせてあげられないという選択は、私ならしないです。
前に、ある飼い主さんより、うちの子は腎臓療法食のフードを器に入れて出したら、ため息をついたようにがっかりすると聞いたことがあります。
その価値観は人それぞれだと思いますが、適切な知識を持つと、選択肢が増え、その時にベストな選択ができるのではないかと思います。
また、肉や卵を多く食べさせたからといって、手作り食でタンパク質含有量の高い食事を作るのは不可能だということです。
スーパーなどで販売されている食材で、タンパク質含有量が一番高い魚や肉などでも25％しか含まれていません。
その食材だけを食べてもタンパク質含有量は25％です。
そこに野菜や炭水化物、水を使って調理した手作り食のタンパク質含有量は？
と考えるとおわかりいただけると思います。
つまり、ジャーキーのような水分を抜いたようなもの以外は、高タンパク食は作れないということです。
ジャーキーは手作り食ですか？
ということですね。
分類すると「おやつ」ということになると思います。
ドライフードで作られた食事は、高タンパクにすることが可能だと思いますが、手作りでは難しいということです。
手作り食で腎臓に負担がかかるなら、私たち人間はみんな腎臓に負担がかかっているということになります。
高タンパク以外にはミネラルの「リン」も腎臓に負担がかかるといわれるようなことがありますが、”もういいよ”って思います。
リンはリン脂質といって細胞膜の原料にもなっていますので、食べ物の問題ではなく、体内の調整系の問題ですよね。
そして何より、腎臓のことを心配するなら、食事の問題より、口内のケアをするのが賢明だと思います。
どうでもいいことにこだわって、肝心なことは何もしていないということが多いように思います。
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