一番館から、新聞を読んでいるご入居者様の写真が届きました。

 

 

実はこういう光景を目にすると

 

えっ!?認知症の方が新聞なんて読めるの?

 

って驚かれる人がいます。

 

グループホームは制度上、認知症の方専用の施設ですので、

 

ご入居者様は全員認知症を患っています。

 

だから、グループホームのご入居者様が新聞を読まれると言うと、

 

上記のように驚く人がいるんですよね。

 

でも、実際には、新聞や雑誌を読まれるご入居者様は多いんですよ。

 

認知症だからって、何も理解できなくなる訳じゃないんです。

 

認知症だからって、何もできなくなる訳じゃないんです。

 

認知症の症状は様々ですが、軽度から中度の認知症の方の場合、一部のことが理解できなくなるだけで、かなりな部分が理解できるということが多いんですよ。

 

もちろん認知症だからって、その人の人格が変わる訳ではありません。

 

重度の認知症となり、色々なことが理解できなくなり、生活能力も低くなり、コミュニケーションがとれなくなったって、その人らしさは変わらないんです。

 

このことについては、認知症研究における日本の第一人者であり、現在はご自身も認知症を患っている長谷川和夫先生が、読売新聞の朝刊で自らの思いを語っている記事に詳しく書かれています。

 

認知症に対する印象が一変する名文ですので、ぜひお読みすることをお勧めします。