サクラトリニティの神野です(^^)

3月23日は、『メディカルアロマの基本のミニ勉強会』を開催いたしました!

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました(*^-^*)

 



参加者は初心者さんではなく、アロマテラピー一級取得者さん(しかも医療関係者)や、
資格はないけど専門的に20~30時間ほど講義を受けて学んだことがある方(この方も医療資格をお持ち)だったので、
既にご存知の内容をご説明するような箇所もありちょっとドキドキしましたが、
和気あいあいと楽しい勉強会となりました(*^-^*)

 
この勉強会では、フランスで行われているメディカルアロマの基本的な考え方をお伝えするのはもちろん、
食品添加物認可を受けた精油を安全な分量使用して作ったお菓子の試食や、
精油で香りを付けをした紅茶の試飲なども楽しんでいただきました♪

 
「一般的なアロマとフランス式のアロマは、前提がそもそも違う!という言葉で謎が解けた」
「精油を飲んでも大丈夫なのか、ずっと疑問だったけどその理由がよく分かった」
「わかりやすく学べて良かった」
「精油で香りを付けたお菓子やお茶って美味しいし、あれこれブレンドするのも楽しかった!」



などのご感想をいただけて、私自身もすごく楽しめましたし、
初めての開催が成功して本当に嬉しかったです*^^*

 

そうなんです。

フランスなどで行われているアロマテラピーでは精油を飲用することもあります!

でも日本で広まっているアロマテラピーのほとんどでは、精油は絶対に飲んではいけないと言われています。


それはどういった理由からでしょうか?

 


講義内容の一部をこちらにも書いてみますね!

 

【精油の代謝経路】

(1)飲用(消化系/小腸→肝臓→血流)

精油を飲むと小腸から吸収され、解毒器官である肝臓である程度代謝された上で血流に乗ります。
お酒や肝毒性のあるものを摂取されると肝臓に悪く、また、合成色素などは膀胱などに影響が出ます。

 


(2)皮膚→血流

皮膚に塗った精油は、数十秒から数分で血液循環に乗り、体をめぐりますので、
皮膚からの吸収であっても、体への影響は存在します。

ホルモン(内分泌)は、血液1cc中に100万分の1~10億分の1gあるだけで
標的臓器に作用すると言われていますし、体は血中の様々な物質にそれなりに敏感です。


 
(3)鼻腔(嗅神経)

香りをかいだ場合は、鼻腔から吸収され、脳にストレートな影響を与えます。

最近は柔軟剤による香害という言葉もよく耳にしますが、
香りの脳への作用も無視できません。
ラベンダーを嗅いだら不眠が治ったという話もよくお伺いします。

 


(4)肺を通して

呼吸と共に肺に入った芳香成分は、肺胞から吸収されて血流へ乗ります。

 

飲むということについて「精油は飲み物じゃない!」と反応される方が多いのですが、
実際はどのような使い方をするにしても、体に影響を与えますので、

基本的な知識を持ったうえで、
品質のしっかりとした精油をお使いいただくことが重要なのですよね。


一般的なアロマテラピーで精油を飲んではいけないと言っているのは、
アロマテラピー実践者が使用する精油の品質がバラバラであることが前提なのが大きいのだと思います。

販売されている精油には、成分分析結果が公開されていない、または公開されていても、精油に含まれる成分が全体の85%程度しか表記されていないものが多いです。

(※もちろん全てがそうだとは言い切れないですが)


例えば、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)には、
「クマリン」という成分がたった0.05%でも入っていれば
効果が変わるというのはメディカルアロマの世界ではよく言われているのですが、
多くの精油販売会社の精油にクマリンが入っているかどうかは、
提供されている成分分析表を見ても判らないことが普通です。


それに対してメディカルアロマは、フランスなどで代替医療として使われていることもあり、
「成分分析検査によって品質が保証された、
安全で確かな効果を出す精油以外は使うことは出来ない」という大前提があります。

 

 

ですので、メディカルアロマテラピーで使われる精油は、

成分分析結果によって特定された、ほぼ100%に近い成分を公開しているのです。



メディカルアロマでは、クマリンが入っていない真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)の精油は、
「ラベンダーの効能を持つ精油」とは言えないとして使用しません。


成分分析結果で成分を確認し、
「肝毒性のある成分」
「皮膚に塗ると肌が荒れる成分」
「香りを嗅ぐと気分や体調が悪くなる成分」
などの有無が確認できる精油だけを使用します。


そして、メディカルアロマで「飲める」「塗れる」「芳香浴がお勧め」と言っている精油は、
当然人体への安全性と効果も考えての結論であり、飲めるというのはホントのことです。


もちろん、分量も決まってますしね^^

精油は確かに、飲み物ではないのですから。

 
この勉強会では、そのようなメディカルアロマテラピーの根幹の考え方と、
初心者さんでも出来る効果的なセルフケア方法や精油の選び方をお伝えしています。


もちろん時間が3時間程度しかないので、お伝え出来る精油の種類は限られるのですが、
それでも「この精油さえ知っておけば!」という精油の基本情報と使用方法はお伝え出来ます^^

 
また、フランスでメディカルアロマテラピーに使われている
『パナセア・ファルマ』の精油の香りを試していただいてます(*^-^*)

 
パナセア・ファルマの精油は超厳格で客観的な成分分析、残留農薬検査済みなのはもちろん、
芳香鑑定士のお墨付きで、本当にかなり質の高い精油で、香りもとても深くて素晴らしいです。

 
色んな品質の精油が販売されているのですが、
色んな香りをかいで、香りの質の差を体感していただければと思います。

 
アロマテラピーは、セルフケアの効果的な方法ですし、
是非、正しい知識を持って楽しんでいただきたく思います。

 

 
この勉強会は定期的に開催予定ですので、
ご興味のある方は、ぜひご参加下さいませ。


次回は4月21日に開催予定です♪
詳細は下記をご覧ください。
お申込みもこちらから
https://www.sakuratrinity.com/aromamini
 


メディカルアロマ講座6月23日開講!!
初心者の方も、既に学ばれている方にも。
詳細が決まり次第、お伝えいたしますね(*^-^*)