1年で1番昼間の時間が長い「夏至」。

気象庁によると、
オゾン量や雲などの他の条件が同じ場合、
1日の中では正午頃が、
1年では夏至前後が最も紫外線の量が多いようです。



1年も半分を終えるこの時期。

年に一度しかない夏至だからこそ、
その意味や食べ物、
お祭りなどの風習を知って
その日を迎えたいですね。

 

「夏至」とは。
意味や日の出時刻、英語表現も解説

夏至は北半球で最も昼間の時間が長い日のこと。

逆に南半球では、
最も昼の時間が短い日になります。


海上保安庁の資料より、
夏至の地球のようすと日の出時刻の地図を見てみましょう。

夏至の場合、
北極側が太陽の方を向くので
緯度が高ければ高いほど日の出が早くなり、
日没は遅くなります。

たとえば札幌と東京なら、
夏至には札幌のほうが少し早く日の出となります。

北極付近では
日が沈まないため白夜となるのですね。

夏はこれからという時期ですが、
夏至からだんだんと日が短くなっていきます。


ちなみに英語では「summer solstice」といいます。

「solstice」の意味は
「(太陽の)至(し)、最高点、極点」
(※weblio英和辞典・和英辞典より)

1年で1番昼が短い「冬至」は
「winter solstice」です。

 2024年は6月21日(金)

 

夏至に食べるといい「食べ物」は?

梅雨の真っ只中である夏至。

 冬至といえばカボチャを食べるイメージがありますが、
夏至に食べる食べ物というとなかなか思い浮かばないでしょう。

 夏至の場合、
全国的にこれを食べるというものがあるわけでなく、
以下のように地域によって風習が異なるようです。  

・タコ(関西)  
・冬瓜(静岡)  
・水無月(京都)  
・焼き餅(関東)  
・半夏生餅(奈良や和歌山など)  
・焼きサバ(福井)  
・うどん(香川)

スーパーなどで夏至向けの食材が
売られている場合もあるので、
出かけて見るといいかもしれませんね。

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日本で夏至の時期におこなわれるお祭りとは

大きなお祭りがおこなわれるわけではない夏至ですが、
夏至にお祭りをおこなうところもあります。

 たとえば伊勢神宮へ
参拝前に訪れるべきといわれる
二見興玉(ふたみおきたま)神社では、
毎年「夏至祭」がおこなわれています※。

午前3時30分より夏至祭がおこなわれ、
祭典終了後に2つの岩が
夫婦として寄り添うことから名付けられた
「夫婦岩」の間をのぼる朝日を拝み、
心身を浄化する禊修法が執り行われます。


 他にも夏至のお祭りではないですが、
多くの神社で6月末におこなわれる
「夏越の祓(なごしのはらえ)」という大祓があります。

これは1年の半分にあたる
6月30日に半年分の穢れを落とし、
残り半年の息災を祈願する神事。

茅や藁を束ねた人よりも
大きな茅の輪をくぐる
「茅の輪くぐり」をおこなう神社もあります。

 

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<出典>2022年の「夏至」はいつ?意味や食べ物、お祭り、日の出時刻についても解説(LIMO) - Yahoo!ニュース