秋穂
「二人には感謝してる。
これからは、お母さんのこと、私が守っていく。
もう守られてばっかりじゃいられないから」
湯川「強いんだな」
秋穂
「こういう時、
普通は泣いたりするのかもしれないけど、
親の苦労をずっと見てきたからかなぁ、
ひねくれてるの、あたし」
湯川
「ひねくれているのではなく、
論理的で建設的と捕らえるべきだ。
そもそも、親の苦労を見て育ったからといって、
ひねくれた性格になるとは限らないよ。
僕がその証拠だ!
僕の両親も若くして僕を産んで、
生活もそれなりに大変だったが、
僕はこの通り
全くひねくれてないからね」
秋穂
「ひねくれてるように見えるけど?」
湯川
「不思議なことに、
人からよくそう言われる!」