メタバース。FASEBOOKの運営会社がMETAと名前を変えて、メタバースというヴァーチャル・リアリティの技術を追求してから、3年もたたないうちに、やっぱりこの技術トレンドは廃れた。


これは、オジサンにとっては既視感のある光景で、古くは「マルチメディア」とか「SECOND LIFE」とか、まあ類似の技術トレンドはあり、結局のところそれはやっぱり流行らなかった。

それは、単に技術が未熟だったから、ということももちろんあるんだけど、今の僕はこの手の技術はほぼ流行らない、ということを確信している。


それは「人と人が直接会って、お互いの存在を身体で感じる」というシンプルな現象。その秘密について、人類は何も分かっていないからだ。そのことがとても特別なことだと理解している人も少ないし、少なくともテクノロジーの面から見たときは、何も分かっていないに等しい。




僕も、この仕事を始める前は、まるで理解していなかったことでもあるのだけど…


でも、僕が提供できる価値というのも、この仕事を存続させている理由というのも「お互いの存在を身体で感じる」という、よく分からない、でも確かに存在する価値なんじゃないかと思う。