ついにノブ父に会う②

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初めに…
今までは誰かのことを書くのに、その人物像を文字で伝えることがだいたい出来てるかなと思えたのですが、今回、ノブ父のことを文字で表現するのが非常に難しかったです…お伝えしきれないかもしれませんが、ついにノブ父に会う②です







個室のドアが開き、ついにノブ父が登場!!!





ノブ父「はい、こんばんは」





おおおおおついに、ついに!!




りくと「おじーちゃん!おっそーーい!!」




私「あ!初めまして!こんばんは!さくらです!」




初めて見たノブ父…ノブちゃんの実家に昔の家族写真とかは飾ってあったけど、昔の写真だったし小さかったからよくわからなかった




短髪で白髪混じり、日焼けしてるニコニコ顔のおじいちゃんだ





っていうか…浴衣…?し、渋い浴衣を着てらっしゃる…





これはよそ行きの格好なのかな?それとも、普段から浴衣なのかな





ノブ父「はい〜どーもどーも」




そう言ってノブ父は個室に入ってすぐのお誕生席に座った





そ、そこに座るんだ…





私「あ、お父さん、ビールにしますか?」




ノブ父「あ〜、ビールね、飲んできたから、焼酎で、はい、はい」




ビール飲んできたのか…ど、どこで?




謎が深まる一方だ




そして焼酎のメニューを見て、メニューをテーブルに置いたら、何も言わずに部屋から出ていってしまった





えっ?えっ!!?




オロオロする私




ノブ「トイレに行ったんだと思うよ、で、その辺のスタッフに飲み物言うんだわ」




何、いつものことなの?ていうか、店に着いてすぐトイレ行くの、ノブちゃん、父譲りなのか!?





のっけからノブ父の自由加減に翻弄される





ノブ母「ノブ、あなた、太ったんじゃない?幸せ太りかしら」




ノブ姉「たしかに!あんた、キャビテーションやってみる?」




キャビテーションて、なんだろう…




しばらくすると





「あーー、はい、はい、よろしく、はい」




ノブ父がガラケーで電話をしながら部屋に戻ってきた




「はいどうもーはい」




電話を切り、またお誕生席に座る




お母さんはお姉さんと喋っている




りくとくんはノブちゃんと戯れている




どうしよう…私、このお父さんと、何話せばいいんだろう…





チラッと目が合う





私は、へへっと笑ってペコっとする…しかない




ノブ父「あーー、えーーーと、可愛子ちゃん」




私「さくらです!」




ノブ父「あ、さくらちゃん、はいはい、じゃあ、さっちゃん」




さ、さっちゃん…初めて言われたww




私「はい、ノブさんとお付き合いさせてもらっています」




ノブ「パパちゃん、俺結婚するからー」





軽っ




私「あ、そうなんです。至らない点もたくさんありますが、一生懸命ノブちゃ、さんを支えたいと思います。お父さん、お母さん、どうぞよろしくお願い致します」




私は深々と頭を下げた






ノブ父「はい、はい、よろしく」






軽っ





ノブ母「良かったじゃない、ねぇ!」






ノブ父「さっちゃ〜んはね〜〜」





え、まさか…




ノブ「さ〜くらってい〜うん〜だほ〜んと〜はね〜」




め、めっちゃ渋い声で民謡風に歌い出した…




ノブ「だ〜け〜ど〜ちっちゃいか〜ら〜じぶんのこ〜と〜さっちゃんてよぶんだね〜かわいいね、さっちゃん」




う、歌いきった…!ど、どんなリアクションすれば!!!?





私「あ、はは!ははは!!ありがとうございます!!」




とりあえずお礼を言うしかない




ノブ父「ダンケシェーン」




ドイツ語!!!!?なぜ!!!!!




りくと「はーーはーーはーーー!!!おじーちゃん、へーーーん!!!」




私「お、お父さん、じょうず!!」




ノブ姉「さくらちゃん、気にしなくていいから」




いや気にするし!!




ノブ母「あ、パパちゃん、杉浦さんの下のお嬢さん、双子の赤ちゃん産まれたって。ほら、オーストラリアから帰ってきてたじゃない」



ノブ父はニコニコ顔で焼酎を飲んでる




ノブ母「あの、何ちゃんっていったかしら、上のお嬢さんも、国際結婚したのよね」




ノブ父はニコニコ顔で焼酎を飲んでる




りくと「ママー!アイス食べたーい!」



ノブ姉「もうちょっと後で」



ノブ「あーそうだマンションのことマキちゃん(社員さん)に相談するの忘れてたー」



ノブ母「ノブあなたの好きな馬刺しあるわよ頼む?」









なんか





この家族





各々に好きなことを喋り、人の話はあまり聞いていない。そして、それを誰も気にしてない






ノブ父「さっちゃん」



私「はいぃ!!」びくぅ!



ノブ父「ここのトマトね、美味しいから食べなさい」



トマト…



私「はい、頂きます」




トマトを自分のお皿に取り分ける




私「あ、お父さんも食べますか?」



ノブ父「僕はね、いらない」



いらないんかい









この面白家族を俯瞰で見ながら食事をしていると、もう、おかしくて仕方がなくなってきた







お料理も、デザートも食べ終わり、「これからよろしくお願いします」と改めて挨拶をして、帰ろうということになり、席を立ち上がろうとした瞬間





ここから全く文字で表せられないんだけど




突然お父さんが、詩吟みたいなものを歌い始めた




みなさんの想像力で、頭の中で歌って下さい




ノブ父「?'##@&a〜〜ーtm#&ー〜〜〜!/h&◎✖︎ー〜なんちゃら〜〜〜〜かんちゃら〜〜〜〜………はい、はい」





どうすれば( ;∀;)!!!!???




私「あ、お、お父さん、すごいっ!」



ノブ姉「さくらちゃん気にしなくていいから。さ、行こ」





私はもうやばくて笑いを堪えながら靴を履き、店を出た





そしてホテルのタクシー乗り場で




ノブ父「じゃあ、かよちゃん、おやすみなさい、はい、グラッツェ」


ノブ姉「それ私の友達の名前だから」





さっちゃんの歌まで歌ったのに、最後名前間違える…





そして笑顔で手を振りお見送り完了










いやーーーーーーー







想像以上だった…圧倒されてしまった





私とノブちゃんは電車で帰る






私「ノブちゃん、お父さん、面白いね…」



ノブ「そんなに面白かった?」



私「ノブちゃんの家族って、みんな自由だね」



ノブ「そうかな?」





わからないか、この中で育ったら…






私の人生の中で、物凄く面白い登場人物が1人増えたことは間違いない






あと一つ言えることは、私はお父さんに、ノブちゃんの結婚相手として認めてもらえるかどうか不安だったけど、ノブちゃんのお父さん的には、きっと誰でも良かったんだと思う





みんなが声を揃えて「パパちゃんは大丈夫だから〜」の意味が少しだけわかった気がする





異次元を生きてるような人に思えた






こうして、ノブちゃんの両親への挨拶が無事に?終わった