*:.。..。.:*・初めましての方:.。. .。.:*・゜゚・*


初恋の先輩の話(脱バージン)→初恋の先輩


2番目の彼氏→太一くんとの恋


現在の結婚相手→ノブちゃんとの恋




☆いつもいいね!や心温まるメッセージをありがとうございます。只今個別の返信はしておりませんが、嬉しく読ませて頂いてます╰(*´︶`*)╯


   ・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.   本編   ・**・゜゚*:.。..。.:*・。


小雪ちゃんは携帯をスピーカーにしてテーブルの上に置いて、はーちゃんに電話をかけた



お願い出ないで…(>人<;)


そう願いながら



留守電が出たので慌てて切った



小雪「出なかったよ!ねえやっぱりやめよう!」


リサ「はーちゃん何してるんだろう…」


そっちの心配か( ̄ー ̄)



そうこうしてる間にかけ直してきたはーちゃん



リサちゃんは勝手に応答ボタンを押して、スピーカーにした



「もしもし長谷川です」



焦る小雪ちゃん。黙るリサちゃん



「もしもし」



これ、私の携帯だし、私が喋らないといけないんだよなぁ…



諦めた感じで小雪ちゃんは応えた



小雪「あ…もしもし…」


長谷川「小雪ちゃん?」


小雪「はい…」


長谷川「かけてきてくれると思ってたよ!」


どんな自信だよ( ̄ー ̄)


長谷川「デートしてくれる気になった?」


もう…気まず過ぎてリサちゃんがどんな顔してこれ聞いてるのかも見れない…


小雪「違います!」


長谷川「じゃあどうしたの?何かあった?」


小雪「あの、聞きたいことがあって。リサちゃんのことどう思ってるんですか?」


約束通り聞いたつもりだったんだけど思いっきりリサちゃんに肩を叩かれた


驚いてリサちゃんの方を見ると何やらジェスチャーで訴えている


小雪ちゃんが、ん?という顔をするとリサちゃんは紙にペンで書いた



『ぎゃく!!!』



小雪ちゃんはよくわからず焦った


小雪「あ、ちょっと待ってください、電波悪くて!」


小雪ちゃんはスピーカーをオフにして携帯をクッションの下にズボッといれてリサちゃんを見る。リサちゃんは小雪ちゃんに耳打ちする


「先に小雪に対する気持ちの方を聞いて!」


その順番そんなに重要( ;∀;)!?


そう思ったけど言われたままにすることにした


小雪「あ、もしもし、聞こえますか、すみません、あの、私のことどう思ってるんですか!?」


もうヤケクソ気味で聞いた


長谷川「小雪ちゃんのこと?もっと知りたいと思ってる」


小雪「ってことはですよ、ってことは、私のことよく知らないってことですよね!」


長谷川「まあ、一回しか会ってないしね。でも、気に入っちゃったんだよ」


小雪「結論は、私のことはよくわからないということでいいですよね!」


長谷川「リサちゃんのこと気にしてるのはわかるよ」


ドキン


小雪ちゃんはちらっとりさちゃんを見ると、体育座りして膝におでこをつけて、耳だけすましている


小雪「あの…リサちゃんとは…」


長谷川「何もないよ。何度かご飯は行ってるけど」


小雪「リサちゃんのことは、どう思ってるんですか?」



ドキン…ドキン…




長谷川「いい子だなとは思うけど、それ以上でもそれ以下でもないかな」


小雪「そ、そうですか…」



小雪ちゃんはリサちゃんを再び見るとさっきと同じ体制で下を向いている



長谷川「ねぇ小雪ちゃん、俺チャンスは逃さないタイプなんだよ」


小雪「え?」


長谷川「リサちゃんの俺に対する気持ちは少しは気づいているよ。俺が自惚れていないのであればね。だから、自分のタイプの子が現れて、隣にリサちゃんがいるとなると、チャンスはあのリサちゃんが席を外した瞬間しかなかった。帰ってしまったら、伝える術がなくなるでしょ」


小雪「いや…だからって…」


長谷川「小雪ちゃん、もう一度俺と会ってくれない?今度は2人で」


小雪「無理です!むりむりむり!!」


長谷川「それはなんで?リサちゃんのため?じゃあ、リサちゃんは小雪ちゃんを幸せにしてくれるの?」


小雪「大切な友達です…」


長谷川「友達とパートナーは別なことくらいわかるでしょ。じゃあ仮にだよ、仮に、俺が小雪ちゃんにとって物凄くいい彼氏になることができて、結婚したら幸せになれる相手だったら、それでもお友達に遠慮してそのチャンスを逃そうと思う?」


小雪「ちょっと言ってる意味がわからないです」


と言いながら、先ほどの紙にペンで
『もう切っていい?』
と書く小雪ちゃん


リサちゃんの肩を叩き見せる


リサちゃんは目線を下にやり、首を横に振る



ダメなの( ;∀;)!?



長谷川「残念ながら俺はリサちゃんの気持ちには応えてあげられないと思うから、俺は俺の好きな子を口説く権利はあると思うんだ」


小雪「でも私長谷川さんのこと好きじゃないですよ」


長谷川「それを好きにさせるためにもう一度会って欲しい」



小雪「私はリサちゃんのこと大切な友達なので…すみませんこっちからかけておいて、もう切ります」


小雪ちゃんはリサちゃんの許可なしに電話を切った



リサちゃんは一言も喋らず、一点を見つめている



小雪ちゃんは、自分がはーちゃんに興味がないこと、そしてリサちゃんのことを大切に思っていること、この2つをはーちゃんに伝えたことをリサちゃんに聞いてもらったので、リサちゃんは理解してくれると思った



でも



リサちゃんは泣き始めてしまい、慰めようと差し伸べた小雪ちゃんの手は振り払われてしまった



小雪ちゃんはどうしていいかわからず、泣きじゃくるリサちゃんを見ていることしかできなかった



小雪ちゃんが謝ることもおかしい、慰めることもできない、でも小雪ちゃんは自分の責任でしかない気持ちになった



リサちゃんに頼まれたことをしただけなのに…という気持ちももちろんあった


でもそれ以上にリサちゃんと元の状態に戻りたかった



その日はそっと帰った



夜にはーちゃんから何度か電話は来ていたけど、もちろん小雪ちゃんが出ることはない





次の日、職場でリサちゃんに会っても、明らかにリサちゃんは暗い


「おはよう」


くらいは言うけど、いつもは一緒に取るお昼休憩も、誘えば断られてしまうような状態だった


小雪ちゃんはとっても悲しくなった


そんな感じの日々が次の週末まで続いた


小雪ちゃんはリサちゃんにラインをした



「リサちゃんと元の状態に戻りたいです…」



するとこんな返事が来た


「小雪が悪いわけじゃないんだけど、小雪といたら自分にどんどん自信がなくなってしまう。ごめんね」


小雪ちゃんは涙が出た。すごく悲しかった。自分はどうするのが正解だったのか、何度も考え、全ての行動を悔やむも、正解がわからなかった


リサちゃんはもしかしたら今回のことがトラウマになって、今後も自分の好きな人や彼氏を友達に紹介できなくなっちゃったらどうしよう


そんなことまで考えた


はーちゃんのことを責める気持ちでいっぱいになった


そんな気持ちが伝わったかのようにさっきのラインに続いてリサちゃんからこんな文章が来た



「はーちゃんは悪くないから。私と付き合っていたわけでもないし、私に手を出したわけでもない。私が一方的に好きでいただけ。はーちゃんの言い分としては、タイプの小雪を見つけてしまって、一応私に配慮しながら口説いただけだから」



まだはーちゃんを庇うんだ…


リサちゃんのはーちゃんに対する気持ちがどれほどなものかも同時に伝わった



そしてこのまま小雪ちゃんとリサちゃんの友情関係はぎこちないまま、元には戻れなかった



私はこの話を聞いて、物凄く考えさせられた



もちろん小雪ちゃんは悪くない。むしろ可哀想だ


けど、リサちゃんの落ち込む気持ちもわかるし、小雪ちゃんといたら自分に自信がなくなるっていうトラウマを抱えてしまったのも仕方ないのかなとも思う


そしてはーちゃんの、タイプな子が現れたからチャンスを逃したくなかった、というのも、フリーの男性としてはそうなのかなとも思う


そして本当に、もし別の方法で小雪ちゃんとはーちゃんが出会っていたら、もしかしたらはーちゃんのプッシュが実って付き合っていたのかもしれない



恋愛って本当にタイミングありきだな、と思わされた



よく、縁がなかったんだよ、とかいう言葉があるけど、本当に男女が出会って結婚までいくって、すごいことなんだなぁ



最後に小雪ちゃんに、「もしさくらが私の立場だったらどうしてた?」って聞かれて、うーーーん…と悩みながら想像してみたけど、どっちにしても小雪ちゃんと同じ結末になっていたのかなと思った





今回の小雪ちゃんの話はたくさん考えさせられるものがあった





自分だったらどうする問題、最後まで読んでくださりありがとうございました╰(*´︶`*)╯