2022年の年12月20日。銀座に『XL Neo Bistro & Wine Bar (エックスエル ネオ ビストロ アンド ワイン バー)』がオープンしました。東急プラザ銀座から外堀通りを新橋方面へ向かい、ちょうど角にあるGICROS GINZA GEMSの6Fにあります。
▼インスタではリールでご紹介しています▼
エレベーターで6階に上がると2軒お店がありますが、一軒は焼き鳥屋さん。もう一軒のこのスタイリッシュな感じのワインがずらっと並ぶエントランスになります。
お席はカウンターとテーブル席があります。今回は私はカウンターでいただきました。
コースは3種。L:9,800円・X:12,000円・XL:15,000円。アラカルトもあるし、コースも当日決めればいいっていうからその日の気分で決められるのは嬉しいですね。誰かと行くのはもちろんですが、ワインとつまみで締めくくりたいとか、ちょっと飲み直したいなんて時にもサクッとよれる感じです。
寿司屋のネタケースじゃないんですが、こんな感じで食材が置いてあり、私はずうっとこのパテアンクルートが気になって気になって💦この雰囲気でわかる方かわかると思いますが、伝統的なフランス料理をカジュアルなビストロスタイルでいただけます。
テーブル席からはこんな光景が見られます。お隣は銀座の東急プラザ。向こうには数寄屋橋交差点にある不二家が見えます。東京の方はだいたい位置がわかりますかね。
デートだったら確実にこの窓際をリザーブしたいものです。
生ハムスライサーが置いてあり、切り立てを出してくれなんて最高ですね。
スーシェフがカットしてくれたのですが、スーシェフと言っても店によってはシェフもこなせる方だったので、厨房はたった二人で切り盛りしていましたがとても安心して料理ができるまで見ていることができました。
ワインはもちろんなんですが、ノンアルコールにも力を入れていて食事と一緒にドリンクも楽しめるようになっています。ワインバーとあるので、これは目から鱗。林ソムリエに聞いたところ、ワインを楽しまれているお客様とご一緒の方が寂しくないよう、ノンアルコールにも力を入れているとか。このあたりも紹介していきますね。
ジャンボン・ド・バイヨンヌ
フランスのIGP認証ほ持つ伝統的な製法で作られた生ハムです。18ヶ月の熟成のものを極薄にスライスしフルーツと合わせています。シュワシュワ〜な口溶けが愉しめます。
カナダ産オマール海老のカクテル
スペシャリテはオマール尽くしのカクテルです。オマールの殻でとった出汁で作ったジュレとソース、そして茹でたオマールエビの組み合わせ。カリフラワーのピュレがエビの旨味を優しくまとめ、キャビアは甲殻類の味をうまく調和させてくれる塩味に。
全粒粉とライ麦の自家製パンとバター。香ばしく焼かれ、パンを割るといい香りー!風味が良かったです。
ブルガリア産鴨のフォアグラのテリーヌ
ポートワインとスパイスで低温調理。優しく火を入れています。合わせたのは王道、ソーテルニュのジュレ。キラキラ宝石のようですが甘めのジュレはフォアグラともよく合います。バルサミコ酢を煮詰めたソースのアクセント。
フォアグラには甘口のアランミリア。普段ちょっと甘いしなと思っていましたが、フォアグラの合わせるといい感じ♡
コースにはなかったのですが、やはりパテアンクルート(2,500円)を追加してしまいました。ピスタチオが入ったタイプで綺麗に焼けていました。ピクルスアラグレックとラズベリーのソースを添えて。
アランミリアは少し前に出たオーガニックも揃えてありました。イケてるじゃん🎵
愛媛県産真鯛のスープ・ド・ポワソン仕立て
2004年M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)、更にフランス最優秀ソムリエの栄誉ある賞を受賞したドミニク・ラポルト氏が作り上げた、オルタナティヴ・ワイン「Le Petit Béret」。葡萄を発酵させずに作り、食事に寄り添うノンアルコールワインを作っています。少しグレープフルーツのような風味のロゼをはじめ、ピノノワールやブランドブランなどワインの6種のラインナップをあり、ワインのように食事に合わせられます。
▼合わせたのはこちら▼
真鯛はスープで火を入れています。インカの目覚めもスープで火を入れているので旨味が入っていました。丸いのはルイユを薄切りのパンに乗せて焼いたもの。スープドポワソンにルイユは欠かせませんが、工夫が見られて楽しいですね。カリカリに焼いたのはチーズかと思いきや、サフランのスープといっていたかな。大好きな芽キャベツやアスパラガスも入って嬉しいな〜。
お肉もナイフも選べました。私は今回右のブルーをチョイス。
フランス産仔鴨胸肉のロティ エピス風味
鴨は比較的癖のないタイプをしっとり綺麗に焼いてくれていました。鴨の脂身が嫌いという方もこの脂なら食べられると思うのですが、こちらは脂身も薄く、表面にしっかり塗り込まれたマスタードの抜ける感じや蜂蜜の甘さ、そしてスパイスが食べていてうまく立ち上り、鴨の美味しさ引き出してくれました。レンズ豆の赤ワインソースがお肉によく絡み、お肉とのバランスもしっかり取れていました。
お肉にはピノノワール、、、のノンアルコール😆
▼合わせたのはこちら▼
クレープシュゼット
本来はチョコレートのテリーヌだったんですが、アラカルトにあったクレープシュゼットが美味しそうだったので聞いたところチェンジしてくれました。こんなチェンジも範疇ないであれば調整してくださるそうです。かゆいと所に手が届いていますね。
小菓子
オレンジのギモーブ、ラズベリーのマカロン、赤ワインのキャラメル
リーフルの紅茶
紅茶はリーフルの紅茶でした。
ラインナップはこんな感じでしたが今回はミントティーをいただきました。紅茶もコーヒーもバリエーションがあり、またデカフェがあるのも嬉しいですね。
左から、ソムリエの林洋介氏とシェフの鈴木康裕氏。シェフほんと、背が高い!!
190センチは裕にありそうですね。
料理はクラシカルをベースにわかりやすいスタイルのラインナップなので、幅広い年齢の方が安心して食事をすることができます。コースも9,800円からと使いやすいのもいいですね。ワインのチョイスは名店出身の林さんですから安心ですし、ノンアルの品揃えも豊富で私的にはとても嬉しかったです。銀座でワインを飲みながらおしゃれに、そして落ち着いて美味しいものをと思った時に訪問したいお店です。
XL Neo Bistro & Wine Bar (フレンチ / 銀座駅、日比谷駅、有楽町駅)
夜総合点-