目の前にスカイツリーの絶景が楽しめるレストラン「東武ホテルレバント東京」の24Fにある『レストラン簾(レン)』に行ってきました。こちらのレストランは、ホテルのWebサイトでは「スカイツリー®ビューレストラン簾」という名称になっています。つまりこの圧巻のビューはお墨付き!というわけ。実は逆側では東京タワーも見られる贅沢な作りになっているのですが、やはり錦糸町に来たからには「スカイツリーを見ずにどうする?」ということで、スカイツリーを見ながらお食事を楽しんできました。
▲ちょっと写真を拡大しています😅
実は、友人主催の会食だったのですが、とてもエレガントなお食事がいただけてびっくり。まさか、、、錦糸町でこんなに美味しく素敵なフレンチに出会えるとは思ってもいませんでした(錦糸町の方失礼しました)ので意外な展開にびっくり。聞くところによると、東武ホテルの革命児たる方が東武ホテルレバント東京の改革にを乗り出され、『レストラン簾』も改革中!味も保証済みということでの開催だったようです。訪問するまで知らなかったので、"錦糸町"というワードにハテナだらけの訪問でした。
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ヴィシソワーズアイスクリーム キャビア添え
ハッとする繊細なお皿ですね。ここからすでに一目惚れしていたのかもしれません。
"ヴィシソワーズ"はつまりジャガイモの冷製スープのことですが、ビストロなどでも良く出てくる誰もが知っている今や定番のスープが、アイスクリームになっているというひと捻り。実はヴィシソワーズが考案されたのは約100年前のこと。ニューヨークの「ザ・リッツ・カールトン」にいたフランス人シェフが屋上レストランのオープンに合わせて考案したお料理だそうですが、今やフレンチでもイタリアンでも作る定番メニューになっています。そんな定番のメニューがアイスクリームになり、しかもキャビアが添えてある!!「こちらはホテルではのクラッシックなお料理に、優雅なエッセンスを加えているんだな。心してかからないと」と思いながら食事を始めました。
錫の器にキンキンに冷やされて登場したアイスクリームは優しいジャガイモの味。塩味はリッチにキャビア。味はもちろん白黒のコントラストも計算された美しさです。
風味豊かなカンパーニュはバターと共に
赤ピーマンのムース
ザ・王道の赤ピーマンのムースですが、ソースはアメーラトマトで作ってあり甘さも香りもしっかりしています。テクスチャーや口溶けもよく美味しいムースでした。
フォアグラとトリュフのマーブル仕立て
キレイなフォアグラですね。しかもトリュフの良い香り〜。ちりめんキャベツに巻かれ、色合いも爽やか。根セロリのソースと共にいただきました。
フォアグラとトリュフという王道の組み合わせですが、前菜ということもあり野菜を合わせての優しい味わいで。王道食材を攻めすぎない安心して食べられるスタイルでいただける所に好感が持てますね。
2つ目のパンはブリオッシュ。しっりかトーストして持ってきてくれたのでパリッとした香ばしい食感とバターの香りがいい感じです。
オマール海老のラビオリ仕立てトリュフと洋ネギのクリーム
オマールの入ったリッチなラビオリには揚げたポワローネギが散りばめられていて、味のアクセントになっています。ソースは軽いクリーム仕立て。
空豆と生ハムのパスタ
タリアテッレがかなり黄色いと思ったら、日本ファーマーズマーケット2005にて、日本一の卵に選定された「卵明舎の魔宝卵」で作られているそうです。しっかりした味わいの麺は生ハムのコクとも負けず、空豆の味わいと風味がアクセント。シェフがパスタを勉強されて手打ちで作っていらっしゃるということで、メニューに入れて下さったようです。春の訪れを一足お先に楽しませていただきました。
お魚は五島列島のアラでした。皮目も香ばしく焼かれたアラは、身の部分も引き締まりしっかり美味しい焼き上がり。菜の花の苦味と筍の甘味をアクセントにいただきました。ソースもヴィネグレットなので重すぎず食べられて良いですね。
料理長がお肉を炭火で焼いて持ってきてくださいました。今回は3種の食べ比べです。
黒毛和牛A5ランプ A4ロース A3フィレ肉の炭火焼き
3種のランクも部位も違うお肉をそ炭火焼きに。左から、ヒレ、40日間熟成させたロース、そしてランプという組み合わせ。熟成肉が加わっているのもいいですね。
味のアクセントは山葵の醤油漬け、唐辛子のヒノッペというちょっと和風。一緒にサラダも添えられてちょうどいい感じの箸休めになっていました。
お醤油ベースだったかなりソースとお塩も添えられていたので、途中味変。飽きずにいただける工夫も嬉しい!
食べ比べしながら食べるって楽しいですよね。私はランプが好みだったかな♪
締めのカレー
しっかりフォンやコンソメをとったお料理って美味しいんですよね。こちらはしっかりフォンも厨房でとって作っているので、カレーもしっかりとっています。だから美味しい。シェフのお料理はクラッシックがベースでしたが、ソースは現代に合わせて控えめでした。いつかしっかりソースを使ったクラッシックも食べてみたいと思いました。
デザートの盛り合わせ
デザートは5種の盛り合わせという豪華なラインナップ。デコポンのシャーベット、蜂蜜のロールケーキ、パンナコッタ、ピスタチオオペラ、魔宝卵のプリンというラインナップで食べ切れのか、私・・・と思っていましたが、心配には及ばずでぺろっと完食。スポンジのもの、チョコレートのもの、そして滑らかな口溶けのものとバランスもよく、そしてどれもしっかり作られていて美味しかったです。
小菓子
フィナンシェ、カヌレ、ギモーブの盛り合わせです。
紅茶
最後紅茶にしてみました。紅茶は東武ホテルがある宇都宮にあるY'sTeaの桜の花色というブレンドティー。紅茶はかなり拘ってるつもりですが、Y'sTeaは初めていただく紅茶が寧に淹れられていく様を見るのはワクワクしますね。美味しくいただきました。新たな発見があって、こちらの紅茶も飲んでみたくなっちゃいますね!
水色は紅茶ですがブルーマウロウや花びらが入った茶葉で、ほのかに甘く優しい味わいでした。こちらはテーブルウェアもエレガントでいいですよね。お皿もシェフが特注されているものも多いとか。細部への心配りも素敵でした。
友人に錦糸町でフレンチ???って聞いた時にはええーーっと思いました。だって錦糸町ってエスニックもしくは餃子を食べに行くイメージが強かったから。しかしながら今回簾でいただいたお料理は、そんな錦糸町のイメージを覆されました。いやいや何事も経験とはいいますが、飛んだ発掘をさせていただきました。眺めも抜群だし、写真の所々にありますが、ホテルということもありしっかりアクリルのパーティーションなどのケアもしていて安心してお食事を楽しむことができました。東京スカイツリーをはじめとする夜景を見ながら、贅沢な時間が過ごせるレストランでした。
東京都墨田区錦糸1丁目2−2 東武ホテルレバント東京 24F
03-5611-5591
スカイツリービューレストラン 簾 (懐石・会席料理 / 錦糸町駅、住吉駅)
夜総合点-