京都では、2021年3月13日にオープンした「小松」へ伺いました。

オーナーシェフの石田晋司氏は、大阪の名店「ポンテベッキオ」で

16年間勤務された安定り腕が光ります。

 

 

今回はランチ5,500円をいただきました。ディナーは13,200円。

頼りになる友人に囲まれているため、新店情報は自然の入ってきてくるのですが

友人から「ポンテベッキオ出身のシェフが独立されましたよ」と

連絡をいただき、その友人と5月末、一緒に伺いました。

 

すでにWebマガジンVeritaでは、

京都の新たなレストラン3軒で執筆させていただきまた。

 

 

 

住宅街にある古民家で営業されていますが、しっかりストーリーがあります。

もともと料理店を営んでいた祖母の家を引き継ぎ改築した店舗で、祖母の代で

途切れてしまった「小松」の性を店名としたという温かな物語を持っています。

小料理屋は名前もなかったけれど、いつもお客さんで賑わっていたんだとか。

 


1階は厨房を囲むカウンター10席。奥にちよっとした植物が植えてあるスペースも

あるので気持ちいいですよ。店内は光が反射して店内がちょっとグリーンに。

 

 

ランチタイムには使われていなかった2階にはテーブル席の個室。

用途によって使い分けができるようになっていますが、

こっちはちょっと紫のような反射がしてて、なんか面白い。

 

 

ヒイカとブロッコリーのケッカソース

ヒイカは柔らかく火入れをし、イタリアンの代表的なケッカソースを

ブロッコリーを使うなどアレンジしています。

 

 

自家製フォカッチャ

 

 

オマール海老のリングイネ ピリ辛ソース 

ガッツリオマールが入っています。少し太めのパスタでどっしりした感じ。

マイクロコリアンダーが軽やかな味わいを作り出していました。

 

 

トロフィエ バジルソース

手打ちのトロフィエが出てきました。パスタをしっかり味わえるという訳ですね。

うずらの肉の旨味と、翡翠豆の甘味、そしてバジルソースの爽やかな美味しさが

引き立つパスタです、チーズはペコリーノロマーノとパルミジャーノ。

イタリア〜んな世界を堪能させていただきました。

 

 

フランス産鴨肉のロースト

お肉はしっかりしたポーション。ジュのソースですが、鴨と鉄板の相性の

オレンジのジャムで香りをつけています。石川県産の筍やウイキョウを添えて。

 

 

ショーソンナポリタン

ショーソンオポンムというフランスのりんごパイやスフォリアテッラという

イタリアの貝のカタチをしたパイをご存知かと思うのですが、

まるでスリッパのカタチのようなバターをたっぷり使ったパイ。

中はカスタードとチェリーのジャムが入っていました。

 

 

紅茶

最後の飲み物は紅茶にしてみました。

マカロンとドライフルーツのパウンドケーキで。

 

 

石田晋司シェフは、控えめな方であまりお話にも入ってこられませんでしたが

とっても優しい感じの方でした。まだ照れてスマイルがしっかりできませんが

これからきっとお客様と一緒にお写真を撮る機会も増え、

次回お伺いする頃にはもっと自然なスマイルができてるいと思います。

石田シェフ、また美味しいパスタを作ってくださいね。

 

 

近所にあったら嬉しいお店でが、楽美術館や晴明神社なども近いので

元百万遍町あたりに行った時には是非訪れてほしいお店です。

 

 

「小松 CUCINA ITALITNA(コマツクッチーナイタリアーナ)」
京都市上京区油小路通一条上る元百万遍町557
075-285-3696
定休日:月曜定休