フランスから素晴らしいニュースが届きました!

キラキラ仏ミシュランで日本人初、三つ星スターシェフ誕生ですキラキラ

2019年12月にレストランケイにお伺いし、とても感動したレストランです。

ほんの少し小林シェフとお話しさせていただきましたが、眼差しと熱量から

見ている次元の高さが違うと思いました。

料理から発せられるエネルギー、プレゼンテーション、味、サービスと、

またこれを食べるためにパリに来たい!と心揺さぶられた感覚は、

なるほどこういう結果が物語っているのだと思いました。

 

 

スタイリッシュな外観。

レストランケイは2011年オープン。

2012年に一つ星を獲得、2017年に二つ星を獲得しています。

日本人オーナーシェフで二つ星・三つ星を初めての獲得しています。

 

大きなシャンデリアが煌めく空間。

シンプルなですが、モールディングや間接照明など

所々に空間を演出するアクセントも!!

 

ショープレートはこんな円型のモチーフ

お皿は、コケ、信楽、カマチ陶舗などが使われていました。

 

バカラのキャンドルホルダーがテーブルを彩ります。

 

きっとKEIは窓から差し込む光が綺麗だろうと、

この日はランチへ。ランチは3種ありました。

今回は125ユーロのデギュスタシオンを。

 

 

スイスチャードのシャーベット

 

 

リコッタチーズとピルミジャーノの揚げラビオリ

 

 

燻製ヨーグルトを使ったものと、きゅうりにピーナッツ味噌

 

 

バターはヴェイユベールにKEIのロゴ入り

 

 

ベリーとルバーブのジュレ

前菜のスタートは、美しいお花畑で心を掴まれした。

ハイビスカスとルバーブのジュレの下には

ブラックベリーやラズベリーなどが入り程よい酸味。

 

 

冬のガーデン

KEIのシグネチャーのひとつであるお皿。

Pépinières Bachèsのレモンで泡を。

サーモン、マヨネーズ、ほうれん草などが入り、

上には野菜が添えられています。

口に入れた時には泡の柔らかなテクチャー。

柑橘の酸味とナッツの甘味と共にいただく前菜。

 

 

 ニョッキ パルミジャーノのソース

イベリコベジョータの下にはとろけるようなニョッキ。

こってりしたチーズのバランスとニョッキの口の中で

とろける感じに濃厚なソースも気にせず食べられる美味しさでした。

スタートが軽やかなのでここでグッと濃厚な味わいで引き込まれます。

 

鱸の鱗焼き

日本ではまず食べられない鱸の鱗焼き。

鱗焼きに負けないシャンピニオンと紫タマネギ、ラディッキオなど

少しアクセントになるガルニチュールが添えられていました。

 

皮ごといただくのでしっかり鱸の美味しさを堪能できました。

火入れも素晴らしい。パリパリした食感も楽しく

シトロンキャビアが添えてありさっぱりしたお魚料理。

 

 

ホタテのソテー かぼちゃのピュレ

ホタテとかぼちゃを合わせた斬新なメニュー。

ロブスターのジュースがかぼちゃの甘味と魚介類をつなぎます。

甘味と塩味のお料理でお魚料理とお肉をうまく橋渡し。

白トリュフの素敵な芳香と共にいただきました。

 

 

友人はお肉料理に合わせて赤ワインを。

 

 

友人は鳩を。少しいただきましたが完璧な火入れでした。

 

 

ガリシア牛とポワローネギのソテー

日本では食べられないものシリーズ第2弾ということで

メインはガリシア牛にしました。

 

7歳のガリシア牛を5ヶ月ウエットエイジングしたお肉は

しっとり旨味が濃厚です。熟成感が素晴らしい。見た目も美しいですが

食べるとその柔軟で滑らかな肉質はほんと美味しい。さすがの火入れです。

これに焼き切った牛の脂を添えていただくと、濃厚なチーズと共に

いただくようなコク。さらにお肉の味が広がり美味しくいただきました。

 

 

お口直しはマイヤーレモンのソルベ。

グラニテの変形ですが、指でつまんで一口で口の中が爽やかに。

 

 

シェーブルフレのムース

シェーブルチーズで柔らかくホイップ状にしたムースは

軽い舌触り。上にはオリーブオイル、黒胡椒

シードルゼリーが重ねられ、様々な味わいと共に口の中で溶けていきました。

 

 

キラキラ輝く素敵なデザートが登場しました!!

これはテンション上がります!!

 

飴細工がふわっと盛り付けられ、レモンやゆずが添えられています。

中には柑橘類のムースやソルべ、マリネなどが隠れているのですが

飴細工の繊細な口当たりとムースなどのマイルドな溶け具合が絶妙。

今まで食べたデザートの中でも、かなり印象に残るものとなりました。

 

 

チョコレートケーキ

最後はかなりシンプルですがエロティックな

チョコレートケーキです。

ヴァローナのカカオ70%のグアナラを使い仕上げています。

温かいガナッシュと薄いサブレの上品なコントラスト。

苦味と酸味のバランス、そして素晴らしい口どけのケーキでした。

 

カフェ

 

ピナコラーダとライムのギモーブ

カカオのキャラメル

 

 

小林圭シェフは少しお話しされた後休憩に行かれました。

お話しをするからにストイック。

ご自身の料理を深く探求される方だという印象ですが

その料理に対する情熱は深く、美味しいお料理は

こんな想いや哲学からできるのかという印象でした。

 

その反面スタッフの方の接客は

2つ星の気品を持ちながらもとてもチャーミング。

日本人スタッフもいるのでに日本人の方も安心ですし

フランス人スタッフもちょっとだけ日本語の言葉を覚えていて親近感が持てます。

素敵なひとときを過ごさせていただきました。

 

フランス行きが決まってからかなり早い時期に

予約を取らせていただきました。

12月にお伺いしたこの日も満席でしたが、

連日満席が続いているとおっしゃっていました。

 

Michelin三つ星を獲得し、さらに人気で予約は取りづらくなると思います。

フランスのレストランでは日本人シェフが

かなり活躍されていますがこの快挙は特別!!

 

小林圭シェフ、そしてレストランケイのみなさま

本当におめでとうございます!!

 

 

Restaurant Kei レストラン・ケイ
5 Rue Coq Héron, 75001 Paris