荻窪で食事をすることになり、昨年オープンした『季っ句(きっく)』というお店に伺いました。

島根の食材を出汁と共に楽しむ和食のお店です。

 

 

荻窪駅南口から徒歩2分。ちょっと奥まったところで分かりにくいのですが

大人はこれくらいの立地がいい。そんなしっぽりした感じの佇まい。

 

 

中にはいるとカウンターとテーブル席。

 

独りで日本酒をちびちびの皆からつまんで帰るにもいい感じです。

 

 

この日はノンアルワインからスタートです。

 

 

出汁と鰹節

出汁にこだわった『季っ句』では、まずは当店のお出汁をお試しくださいと

昆布、かつおぶしでとった出汁に醤油を少し入れた出汁を出してくれました。

島根の大豆を使った豆腐には、ご自慢のかつおぶし。

ご亭主の菊池さんが手で削って使っている鰹節です。

 

 

こちらがご亭主の菊池さん。店名は菊池さんのらキックというあだ名から来ているとか。

島根でお店をされていましたが昨年東京のこの地で『季っ句(きっく)』を任されました。

島根でお店をされていた時代からお付き合いのある業者さんに送ってもらっている

とのことで、東京でも島根の味覚を堪能することができる貴重なお店。

 

 

島根の美食と言えば、宍道湖ですが、宍道湖七珍と呼ばれる食材をご存知ですか?

スズキ、白魚、コイ、鰻、モロゲエビ、アマサギ、シジミのこと。

今回は、鰻とモロゲエビをいただきましたよ。

 

 

あわび造りしゃぶ

『季っ句』では、お刺身も豊富。メニューには素材が並び、

お刺身や霜降り、炙りなどさまざまなメニューが書いてあり、

好きなお魚のお刺身は、単品の他に盛り合わせなどもありました。

あわびはお造りでもいただける鮮度なので、鮑のお刺身をいただきました。

 

端の部分はしゃぶしゃぶで。

お豆腐なんかも入れてくれたので、こちらも後ほどいただきました。

 

添えてあった小松菜などもしゃぶしゃぶしていただきました。

これはなかなか良いですね。

 

 

特大しいたけ焼き

立派な奥出雲産椎茸が登場しました。

軸が美味しいとのことで、軸もしっかりついたまま。

香り高いしいたけはシンプルに焼いただけですがとっても美味しい。

 

 

もろげえび 胡麻油焼 

宍道湖名物であるもろげぇび。私は食べた記憶がないのでいただいてみることに。

 

ごま油と醤油でパリッと焼いたもろげぇびは旨味が濃い。

皮が柔らかいので、丸ごといただける美味しさでした。

 

天然うなぎ 塩焼き

天然の鰻もいただきました。こちらも宍道湖の名産です。

 

シンプルな塩焼きですが、脂もなかなかしっかりしていて、

皮目はぱりっ、身はやら角山葵をつけていただきました。

 

大将が切り出したのは、しまね和牛。

あまり都内では見かけませんが、実は多くの賞も取り美味しいと評判りの和牛です。

 

 

しまね和牛 ともさんかくのしゃぶしゃぶ

 

先ほど大将がカットしてくれたトモサンカク。

 

こちらもやはりしゃぶしゃぶでいただきました。

 

軽く山葵と穂紫蘇をそえてそのままお肉の旨味を堪能させていただきました。

 

 

特大じじみ酒蒸し 東郷池

しまねのシジミは宍道湖産も有名ですが、大きさで定評のある東郷池のものを

酒蒸しでいただきました。しじみって小さくて出汁・・・という感じですが・・・

 

どうです、この大きさ。鬼しじみとも呼ばれ、しっかり肉厚。

これは食べねばと身もひとつひとつ外して旨味を堪能させていただきました。

 

 

酒蒸しと共にたまごかけご飯をいただきました。

たまごかけご飯は4種ほどありましたが、私はじゃこ卵ご飯を。

じゃこの旨味が美味しく、しじみの酒蒸しのおつゆと共に〆もしっかりいただきました。

 

 

東京にいながらにして、山陰の味覚が食べたくなったら伺いたいとお店です。

 

 

季っ句(きっく)

東京都杉並区荻窪5-29-11

03-6915-1511

日曜・祝日定休

 

 

季っ句 荻窪魚介・海鮮料理 / 荻窪駅
夜総合点-