自宅から遠いのが難点ですが、嬉しくて、何度だってリピートしたくなっちゃう

KOTARO Hasegawa 

DOWNTOWN CUISINE

(コウタロウハセガワダウンタウンキュイジーヌ)

少し余裕が出てこられたのかこの日はテーブルの上で

燻製パフォーマンスも登場しました。


 

 

ひらまつでは代表するお店の料理長を務められた長谷川幸太郎氏。

ボキューズ・ドールでは2007年に6位入賞。

2017年にも日本代表として選ばれたシェフが

佐竹商店街という日本で2番目に古いアーケード商店街にお店を構えられました。

昔ながらの商店街に突如現れたオシャレな外観。この日は水曜日ということもあり

、商店街がお休みで、ここだけぼんやり灯がともっているような感じでした。

 

 

店内は落ち着いた雰囲気。

壁には長谷川シェフが撮影された生産者さんのお写真が飾ってあります。

実は近寄ってみるとどれも素敵なお写真ばかり。

さすが実力のある料理人はセンスもよい!

 

 

ナプキンが敷かれたテーブルではなく、セッティングもカジュアル。

テーブルには、日本を意識していると感じられる

江戸切子のグラスが置かれていました。

お箸もおいてあるので、フレンチを食べなれていない方も安心。

お値段もびっくりするほど良心的で、フレンチと言ってもかなり敷居が下がり

地元の人でも気軽に伺えそうな雰囲気ですが、

この日も別のテーブルでイタリア人天才シェフが来店されていました。

 


少し甘酸っぱいプラムのノンアルコールドリンクで爽やかにスタートしました。

 

 

アミューズ
三陸真牡蠣と近江牛シンシンのタルタル

 

 

旨味の炸裂するアミューズですね。

近江牛のとろとろした旨味とミルキーな牡蠣の味わいがたまりません。

揚げたキヌアやクルトンが添えてあり食感も楽しい。

 

 

そして、つい食べ過ぎてしまうホイップバターとフランスプリドールのバゲット。

このバター、本当にやばくて、いくらでも食べられちゃうんですよ。

 

 

前菜1
近大桜鱒のマリネ クレームキャビア 

シャインマスカット瞬間燻製

テーブルの上でひとつのドラマが登場する瞬間です。

 

立ち上る煙と薫香と共に、ガラスの器の中からは桜鱒が登場しました。

 

あの近大鮪の近畿大学水産研究所で育てられたサクラマスが使われています。
ここにはシャインマスカットと、キャビアの入ったクリームが添えられて。

薫香のつけられたマスの風味のよさは抜群で、

キャビアの塩気と食感を楽しみながらいただきました。

 

 

前菜2
三陸帆立貝と井尻さんのミディトマト 

豆腐とタップナード花山椒

 

私がちらっとした下に目を落とし、みた時にびっくりしたのが帆立の大きさ!!

帆立、でかッ!!

大きな帆立がまるまると入っていたのです。

少し炭火で焼いていて風味も抜群。ここに合わせたソースがとても面白い!

なんと、豆腐とタプナードのソースでした。

少し炭火な感じとタプナードの味わいがとても良く合い、

もっさりしそうなところに、花山椒を加え柔らかな

刺激を加えるという素敵なお料理でした。

 

 

お魚
山口県萩産の甘鯛炭火炙り
水茄子と有機人参3種 ソースヴァンジョーヌ

 

私は茄子が食べられないので、ズッキーニになっていました。

お魚の味がしっかり味わえて、火入れもいい。

まさに、甘鯛の美味しさを味わったお皿でした。

 

 

お肉
青森和牛 ノーザンルビーパプリカのラタトゥイユ 

甘長唐辛子 ホワイトショコラコーン 赤ワインソース

 

お肉がとても柔らかく、舌ざわりが滑らか。

ガルニチュールも主張し過ぎず、とてもまとまりのよいお肉料理でした。

この日は旧友たちとの食事会だったので、おしゃべりに花が咲いておりましたが

特にこのお肉の時にはしーーんっと。美味しさを噛み締めていただきました。

 

 

デザート
白ごまのブランマンジェ 桃のコンポートとそのグラニテ ミント添え

また面白かったのが、こちらの白ごまの味わい豊かなブランマンジェ。

前菜の豆腐の使い方といい、白ごまの使い方といい、面白いですね。

急に暑くなった時に伺ったのと、大好きな桃も使われ、大満足!

 

最後はハーブティーで。

 

この日は、オーストラリアから帰国中の友人との食事会でした。

食いしん坊の友人たちばかりでしたが、みんなすごく喜んでました。

 

お料理は、素材や使っている器などふくめ和のエッセンスを

取り入れたフランス料理ですが

こちらの魅力はもっとスゴイところにあります。

卓越した技術をお持ちのシェフがご自身で素材に一から触れ、

全ての工程をお1人で行い、料理と準備に抜かりがない。

そして、長谷川シェフの優しく明るい性格がそのまま映し出されたようなお料理。

特に派手な演出がないのに、

心が躍るという、まるで魔法のかかったようなお料理でした。

 

5月にオープンし、ホームページもまだないのに、

なかなか予約が取れないのも、そんなシェフの魅力的なお料理とお人柄の賜物。

是非、素敵な魔法をご体験くださいませラブラブ

 

 

 

KOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINE

東京都台東区台東4-2-11

03-5826-8663

18:00~20:30(L.O)

日曜・祝日定休

KOTARO Hasegawa DOWNTOWN CUISINEモダンフレンチ / 新御徒町駅仲御徒町駅御徒町駅