とある休日。ちょうど茶道のお稽古もお休みだったので、

ゆったりと本に囲まれコーヒーが飲みたくて、伺いました。

ちょうど昼時だったので、「レバーパテトーストサンドイッチ」をいただきながら。

 

 

『BUNDAN COFFEE & BEER』は、1967年4月、日本近代文学館は、文学資料を収集・

保存を目的とした施設として、駒場公園の中に開館した図書や雑誌を中心に

約120万点の資料を収蔵する施設「日本近代文学館」内にあるカフェです。

営業時間も日本近代文学館に合わせ、9:30~16:20と短いので注意です。

 

 

『BUNDAN COFFEE & BEER』内にも膨大な書籍が壁一面に並べられ

本マニアの秘密の隠れ家というか究極の癒しの場のような場所になっています。

 

この日もゆったりと書籍と向き合いながら食事やカフェを愉しむ人々でにぎわっていました。

 

書籍は、丁寧に開いたりしないと・・・というような骨董的なものばかり。

 

メニューは、文壇に君臨する巨匠たちの小説の中に出てきたものや

それらを形にしたようなものばかり。

この日は、横光利一氏の特別展を開催していたので、特別プレートが提供されていました。

 

 

コーヒーは、「AKUTAGAWA」をはじめとして小説の中に出てくる喫茶店などをイメージした「OUGAI」「TERAYAMA」「ATSUSHI」などがあります。

文豪たちも当時、コーヒーに舌鼓をしながら、原稿用紙にペンを走らせていたことでしょう。

 


今回は芥川をいただきました。

「AKUTAGAWA」は、日本におけるコーヒー文化発祥の地とされる「カフェーパウリスタ」で

当時提供していた珈琲をイメージしたブラジルを使っています。

芥川龍之介の小説の中にも登場する「カフェーパウリスタ」は、当時高村光太郎、菊池寛、

与謝野晶子から宮沢賢治に至るまで多くの文士が通っていたカフェ。

「銀ブラ」という言葉は「銀座でブラジルコーヒーを」というのが発祥だそうです。

ゆっくり読書ができるように・・・という配慮でしょうか。

コーヒーもたっぷり目。苦味の中に酸味のあるコーヒーです。

 

 

谷崎潤一郎さんの小説『蓼食う虫』の中に登場するトーストサンドをアレンジした

「レバーパテトーストサンドイッチ」をいただいてみました。なんかハイカラ。

ボリュームもしっかりあって、お腹いっぱいになっちゃいました。

トーストはブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」の「パン・ド・ミ」を使っているそうです。

 

「日本近代文学館」の入口にテラス席もあるので、

駒場の光景を見ながらのカフェも楽しいですね。

 

 

BUNDAN COFFEE & BEER

東京都目黒区駒場4丁目3-55

03-6407-0554

日・月・第四木曜定休(貸し切りやイベントなどの不定休もあり)

 

 

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ブンダンカフェ / 駒場東大前駅代々木上原駅池ノ上駅
昼総合点-