軽井沢に行く用事があり、ならば軽井沢らしいところで食事がしたいな。

そして久々に小林シェフのお料理が食べたいな~と思い、アルベリーニへ。

1日1組のみのレストラン『フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ

 (Fogliolina della Porta Fortuna)』が夏季の約2ヶ月間のみ屋根のない

レストランとしてテラスで営業している夏の軽井沢を満喫できるお店です。

夏季限定営業終了の1日前に伺わせていただき

気持ちよい時間を過ごさせていただきました。

 

お値段も 『Fogliolina della Porta Fortuna』と違い、とってもカジュアル。

アルベリーニの今年の営業は既に9月3日で終了ですが、

ギリギリの9月2日に伺うことが出来ました。

本来ははテラスのパラソルが開いていてこちらでお食事のはずなのですが

この日は台風の余波もありレストランの軒先にあるテラスでのお食事となりました。

 

コースは2本のみ。

相変わらず小林シェフの文字でメニューが書かれていますが

フォリオリーナの時のような念仏のようんメニューとは違い

紙もカジュアルですし、内容も分かりやすいものになっています。

今回は、8000円の通常コースをオーダー。

 

3500円のショートコースもありますが、

折角の軽井沢滞在ですので通常コースをオーダーしました。

雰囲気だけでなく、お値段も『Fogliolina della Porta Fortuna』から比べると

大分カジュアルで誰でもいける感じです。

使っている食材や手間もかなり簡略化されていますので、

『Fogliolina della Porta Fortuna』とは全く違いますのでご注意を。

 

 

まずは小さなココットに入った三種の前菜が出てきました。

器などもかなりカジュアル。

 

 

イイダコの煮込みとファロ麦

イイダコのモスカルディーニです。

トマト、ケイパー、ファロ麦などで作っていました。

 

 

仔羊のトリッパ

クローブやトマトで煮込まれた仔羊。

黄身占めると仔羊の旨味がぎゅーっと口の中に広がりました。

 

 

軽井沢野菜のグリルのマリネ

全国のレストランでもなかなか入荷が難しい軽井沢サラダふぁーむのお野菜です。

ズッキーニや茄子、インゲンなど色々な野菜を焼いて

イタリアのニンニクやアンチョビ、そしてオリーブオイルでシンプルにマリネに。

どの野菜を食べても、ぎゅっと野菜の甘味というか旨味というかが

ひきたてられていて、シンプルながら美味しいグリルをいただきました。

 

クミンシードとタイムを練りこんだ天然酵母のパン

炭火の上でりベイクしています。

素朴だけれどしっかりと味わいのあるパンは、

料理にまけず、そして主張し過ぎず、そして余ったソースを

拭っても美味しくいただけました。

 

 

生ハムとチーズ

24ヶ月熟成の生ハム、サラミはコッパ、

チーズは得面タールと24ヶ月熟成のパルミジャーノがおつまみ的に。

 

 

サルディーニア産フレーゴラ

モンサンミッシェルのあさりとムール貝。

ムール貝はこぶりながら味が濃厚!

フレーゴラは軽井沢のトマトやバジリコで味付けしてあり爽やかに。

味のコクはサルディニアのボッタルガ。

やはりカラスミが入ると一気に豪華になりますね。

 

小林シェフがお肉を焼きはじめました。

こちらではテラスでバーベキューのように焼くんですね。

フォリオりーナの食事は正座してという気分で五感をフル活用して

頂いているのですが、アルベリーニはカジュアルでこれはこれで

軽井沢の夏を満喫できるようで楽しいですね。

 

 

お肉はイタリアのドルチェポルコとオーストラリアの仔羊は炭火焼き。

 

肉の炭火焼

ソースはサルサベルデ。

 

 

ドルチェはココナッツミルクとスパイスの入ったアイスやアーモンドの焼き菓子など。

 

最後は軽井沢のハーブを使ったハーブティーで。

 

 

カジュアルな形態なせいか、小林シェフのお顔も和やかな感じで。

私もリラックスしていただけました。

虫がいるので是非虫よけスプレーをもっていくことをオススメしますが

お客様もかなり限定されるので、ゆったり軽井沢時間を過ごすのにオススメです。

 

 

『フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ関連記事』

・2011年のディナー

 

 

 

アルベリーニ

長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-689

夏季のみ限定営業