恵比寿にあったエミュが10月17日に代々木上原の駅前に移転されたと友人から誘われ、
早速伺ってきました。新店舗はどんなお店なのでしょうか。ワクワクしながら伺いました。
代々木上原駅前の蜂章ビルの3階。
1階には東急リバブルの入った建物です。
お客様がいらしたので、今回は店内のお写真はやめておきましたが。
以前のエミュとは大分趣も変わり、ちょっとカジュアルな感じに。
フレンチシャビーな感じといえばよいでしょうか?
以前の隠れ家的瀟洒なレストランから、住宅街のもっと気軽な雰囲気になりました。
テーブルの上も以前の白いクロスからランチョンマットに。大分方向転換をされました。
ちょっと残念なのは、野菜のエクスポジションがなくなっちゃったことかな。
今回はコースは1コースのみ。ランチ4500円、ディナー9000円のみです。
今回はディナーでうかがいました。
スコッチサーモン・毛ガニ・雲丹・洋梨
しかし、食器はしっかりベルナルド。
お料理の美しさは今までのままです。
洋ナシは、ピュレと小さな角切りが入っていて、お料理は洋ナシの芳香と
甘さが感じられます。穂紫蘇の風味が程よく、爽やかな味のニュアンスを演出しました。
パンは以前と変わらず、しっかりした生地のもの。
カマス・里芋・ロマネスコ
本来は鰹のお料理だったのですが生の鰹が食べられないので、変更してくださいました。
紅葉が添えられ秋の気配を感んじるお皿。
コンソメで煮た里芋をカマスで巻いています。
上にはコンソメのジュレ。
シェリービネガーと鶏の出汁のソースがさっぱりした味わいを醸し出します。
フォアグラ・栗・ラビオリ
こちらも秋の香りです。栗のチップスがヒラヒラと軽やかな演出です。
濃厚でナチュラルな甘味が身体に染み入るポタージュ。
ミルクの泡がクリーミーでふわっとした軽さをもたらします。
中には栗の粒も入っていて、大好きな栗を堪能させていただきました。
鴨・きのこ・コンソメ・カボス
鴨がスープ仕立で登場しました。
トラペット茸、舞茸などのスープがシャキシャキ感と自然の風味をもたらします。
カボスが使われていて、全体は軽やかで爽やかな料理になっていました。
太刀魚・小海老
海老を太刀魚で巻いて、フリットにしたものがポワソンでした。
トマトとエシャロット、そしてほうれん草だったと思いますが
ビネガーでマリネされてフリットを爽やかにいただけました。
お肉のナイフはお好みのものをお選びくださいとのことでしたので
私は赤をチョイスしました。
蝦夷鹿・カボチャ・赤スグリ
今回のメインは蝦夷鹿。能登のタカ農園さのお野菜と共に
ポワブラードをベースにしたソースグランヴヌールで。
蝦夷鹿はしなやかな火入れで、とても美味しくいただきました。
ガルニチュールは、恋するマロン、バターナッツ、すぐりなどが添えられていて
キリリとしたソースにまろやかなアクセントを加えていました。
カカオ
デセールはカカオかチーズを選べましたが、私はもちろんデセールをオーダー。
チョコレートは大好きなんですが、あまりチョイスには入りませんが
こちらは滑らかでそんなにくどくなく、のたカカオニブのほろ苦さも加わり
美味しくいただきました。
小芋のマカロン
小菓子がなんともかわいらしく、トップの画像にも使ってしまいました。
このお皿と紫の色合いが美しくグッときます。自然の甘味の小菓子で〆ました。
奇をてらわず、身体に馴染むような優しいお料理の数々。
笹嶋シェフの優しい雰囲気が恵比寿時代よりもより濃く出たお料理でした。
山手線から外れた住宅街の代々木上原。
地元にまたひとつ優しいお料理のレストランがオープンしました。
東京都渋谷区西原3-11-9 3F
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東京メトロ千代田線・小田急線【代々木上原駅】 北口１出口からすぐ（東急リバブルのビルの３階です） |
03-6452-2525