恵まれた気候風土と長年にわたり磨かれた岡山県ならではの袋掛栽培で
大切に育てられた「岡山白桃」は、岡山県産の白い桃の総称。
「白凰(はくおう)」「清水白桃」「おかやま夢白桃」「白麗（はくれい) 」などの種類があり
都内の高級果物専門店で販売されています。
くだもの王国おかやまでは、桃をはじめとして、ブドウ、
マンゴー、洋ナシなど、さまざまなフルーツが目白押しですが、
岡山白桃メディアセミナーで、最盛期を迎える白桃、
特に「清水白桃」の試食と白桃フェアをご紹介いただきました。
今回は岡山県農林水産部東京大田市場駐在の山下裕氏から
「清水白桃」を自分でむきながら、美味しく食べるカットの仕方や
その育成方法などもご紹介いただきました。
白桃は中国原産で、ペルシアを経て、
上海蜜桃や天津蜜桃などが、明治8年に岡山に伝わりました。
当時の桃は桃太郎に出てくる、先のとんがったピンクの桃だったようです。
岡山では白桃を育てるために、防除機器、はさみ、袋がけなど
様々な桃のため道具を発明してきました。
その結果新品種の白桃は、日本一の生産量となります。
当時、明治維新とともに武士が廃業し、国策による果物導入により、
桃農家に参入しましたが、気候や風土が桃の気候や風土に適して
いなかったため、栽培方法などを工夫することにより困難を克服し
岡山では白桃などのもも栽培を確立させていきました。
桃の栽培で最も苦労したは害虫。そこで開発されたのが「袋がけ栽培」だったとか。
ピンポン玉大の頃に桃の種類に適した大きさの袋掛けをし、
さらに他の産地より大きな袋をかけることで、遮光され葉緑素が分解。
きれいな白い肌の桃に仕上がり他の産地にない白桃ができるのだそうです。
袋がけにより、外注被害や農薬の付着も最小限に抑えられます。
また、果物が高温になるのを防ぐため、内部に水を運ぶ管(繊維)が
発達させますが、袋がけにより温度の上昇をおさえ、繊維が少なく
つるりとした滑らかな果肉になるのだそうです。
また収穫時の選定にもこだわり、果皮の白が2/3程度まで達してから収穫。
完熟4日前にもあたるこの時期に収穫することで、
酸の分解が進み、酸味の少ないより強い甘味を発するそうです。
岡山の桃は6月20日ごろから9月まで。
もも一品種の収穫は2週間程度なので、次々と品種改良をして
「シーズンず～っと白桃化」計画を進行中だそうです。
これで長い期間美味しい白桃が食べられるというわけですね。
今回は岡山白桃の美味しい食べ方やむき方を教えていただきました。
そこで衝撃の事実。
桃は冷蔵庫にいれてはいけない！！
ってマジですか！！！
ヘタの部分まで白くなったら完熟です。
白くなり、香りが立ち、持った感じがふんわり柔らかくなったら食べごろです。
室温放置で完熟を待ちます。食べきれない時だけ冷蔵庫へ。
冷やす時は氷水に5～10分冷やすと、おいしいんだそうです。
そして、もは持ち方も重要です。
”持つ”のではなく、”乗せる♡”
桃は、場所によって糖度が違うという特徴もあります。
最も糖度の高く美味しいのは、先端部分と頬っぺたの部です。
糖度の高い部分を自分で一人じめしたい！！という欲張りさんは別として
より均等な味でむきたいならば、縦にそぎ切りにするのがベストです。
まずは、一番おいしくない縫い目の部゛分(縫合線)をカット。
ヘタの部分からリンゴむき。ツーっと皮がむける時はむきます。
縫合線の切込みか部分からナイフをいれて、丸く、丸くカットします。
桃の種は梅干しの種の大きい版。丸みを想像しながらカットするのがコツです。
色が変わる前に素早く食べる。
これも美味しく食べるコツのひとつ。
甘い香りと上質な甘さのある桃でした。
お尻の部分はそのまましゃぶって食べちゃいました。
自宅で美味しい白桃をいただくコツはこれでOK。
今度は、プロの手によって美味しいスイーツになった桃をご紹介いたしましょう。
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日 程 ：7月21日(金)～8月6日(日)
※フルーツの入荷状況や店舗により、価格、デザイン、展開日が異なります。
“日本の食をアートする”をテーマに、日本各地の
希少性高いフルーツを使ったケーキを提供しているカフェコムサ。
昨年に続き本年も岡山白桃を使用したメニューが期間限定で登場します。
3年ほど前から地方創生プロジェクトに取り組んでいて、
希少性の価値の高い旬のフルーツを使ったフェアを展開しているそうです。
産地の特色や農家の方の思いやこだわりを多くのお客様に届けるため、
産地まで足を運び農家研修に行き、店舗から情報発信をしています。
またハネ桃を使ったりして、余すことなく美味しい桃を活用しています。
この日は、広報のご担当者とパティシィェの方からお話も伺いました。
岡山県産「白桃」のケーキ
桃は甘さが伝わるように大ぶりのカット。
傷つけないように大切に手のひらでひとつひとつむくそうです。
桃のムース、ラズベリーのゼリーとともに、ヨーグルトのように
さっぱりとしたフロマージュプランのベースに飾った爽やかなケーキです。
岡山県産「白桃」のケーキ 1peace 1000円
「白桃」の冷製パスタ
隠し味に塩麹をあわせた冷製クリームを使用し、
この季節にぴったりの冷製仕立てとなっています。
クリームチーズとグラナパダーノの2種類のチーズをかけた
濃厚ながらも淡い桃の味が楽しめます。
数量限定 「白桃」の冷製パスタ パスタ単品990円
おいしい白桃をこの旬の時期に東京の皆さまに味わっていただきたい
という思いから、都内アンテ 岡山白桃や関連商品を販売するほか、
ショップ内レストラン「ビストロカフェももてなし家」にて、オリ ジナルレシピの
白桃パフェ やおかやま夢白桃～白麗と続く岡山白桃が食べられます。
白桃パフェ 1280円/ 白桃コンポート＆ジュレ 880円/ 白桃レアチーズ 780円
白桃やぶどうといった岡山フルーツフェアを開催します。
パーラーでは期間限定のパフェ等を展開します。
白 桃： 7 月 24 （月）～8月6日(日)
販 売：ルミネ荻窪
パーラー ： 京橋本店／表参道原宿店／小田急新宿本店
東京・丸の内 「おかやま白桃パフェDays」
岡山県の美味しいフルーツ（白桃・ぶどう）を贅沢にあしらった
フルーツパフェを東京・丸の内の人気カフェ7店舗で展開します。
展開期間：8月9日(水)～8月10日(木)
展開店舗：「Café 1894」 「A16」 「丸ビル 千疋屋」
「CAFE LEXCEL」「HENRY GOOD SEVEN」
「アフターヌーンティー・ティールーム丸の内新丸ビル」
「PASTA HOUSE AWkitchen TOKYO」
老舗果物専門店である新宿高野本店において、人気の岡山白桃・葡萄
フェアを実施。重点販売期間中には岡山からキャンペーンスタッフや
マスコットも駆けつけて果物の試食を行います。
①おかやま白桃フェア
［重点販売期間] 8 月1 日(火)～8月13日（日）
8月1日（火）～8月3日（木）の 3 日間 、
着ぐるみ“はっぴーち”、フレッシュおかやまによるPR
②おかやま葡萄フェア
［重点販売期間] 9月14 日(木)～9月30日（土）
9月23日(土)～9月24日（日）の2日間、葡萄の試食PR、
着ぐるみ“ピオーにゃ”、フレッシュおかやまによるPR
サン・フルーツ「おかやまフルーツ・ギャラリー」
都内のサン・フルーツ各店舗にて、高品質な岡山県産果物の魅力を
紹介するフェアを開催。岡山県産白桃とぶどうを中心として、
農産物加工品のPR・販売と、白桃やぶどうを使用した
期間限定スイーツの販売を行います。
期 間：7月28日(金)～9月30日（土）
開催場所：日本橋三越店/銀座三越店/恵比寿三越店/東京ミッドタウン店
期間限定の旬の味覚です。
是非都内各店で味わってみてくださいね。
