朝の時点で少々イライラしていましたので、何かいい本は無いものかと本棚を眺めておりましたらちょうどいいものがありました。
斎藤孝『上機嫌の作法』
上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)/齋藤 孝

¥740
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この本は何年も前に読んだことがあったのですが、今日改めて読みました。
概要
不機嫌であることは、周りの人間に無駄な時間と労力を費やさせるため全く無益なものである。それを社会的に周知する必要があるとともに、個々が不機嫌を身体的に乗り越える必要がある。そのためには上機嫌となることを技化する必要がある。
全くもってその通りですね。
機嫌が悪いように見せたりふてくされたりするのは円滑な人間関係の妨げにしかなりません。
そして自分自身イライラしているとそのことで頭がいっぱいになってしまい、その間生産性を欠いてしまいます。
では、具体的にどうしたら上機嫌になれるのか?
筆者曰く
・スパッと見切る力
・自分を客観視する力
が必要だそうです。
前者はイライラの元を思考からシャットアウトするためのもの。「もうこのことに関して考えるのはおしまい!!!!」と区切りを付けることが大切なんですね。
後者は自分のことを客観的に見ることによって、自分が苛ついてることと冷静な自分を分断するんですね。そしてその苛ついている自分を他の苛ついている他者を見る時と同じように笑い飛ばせるようになれば占めたもの、だそうです。
不機嫌なことについては山崎正和氏が「不機嫌の時代」で夏目漱石ら明治時代の偉人は皆不機嫌であった、と述べているのですが、この件に関して本書では、
明治時代は外圧の影響で日本国事態が危機に瀕していた。偉人たちはその問題を自分の問題として自ら背負い込んで事態の解決にあたった。そのような状況下では不機嫌になっても仕方がないことであるし、我々と比べても状況が違いすぎる。
と述べております。
普段の生活、上機嫌にCreativeに送りたいものですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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