本日は健口体操をご紹介したいと思います。


 健康ではありません、「健口」ですキスマーク

 健口体操とは、その名の通り口を動かす体操です。


 高齢になると、若い人に比べて唾液が出にくくなったり、飲み込む力(嚥下)が低下したりして、食事の際に食べ物がうまく喉を通らず気管に入ってしまい、むせこんでしまう事があります。食べた物が肺に入ってしまうと、誤嚥性肺炎と言って重篤な症状を引き起こしてしまう危険性が非常に高いのです。

 

 そのような事を防ぐために、食事の配膳が始まる前に10分程度の健口体操を行ないます。

 具体的には、上半身(肩、腕、手の指、首など)の体操、顔や口周りをほぐす体操、そして唾液が出やすくなるマッサージなどです。


 発声練習も行なうのですが、それは通称「パ・タ・カ・ラ」です。

 それぞれの単語が、唇や舌を動かすのに適したものらしいですよ。一文字ずつ繰り返したり、四文字つなげて早口で発声したりします。特に早口で言う時は、デイルームが「パタカラパタカラ…」の声でちょっぴり賑やかになります(笑)




 健口体操で「パ・タ・カ・ラ」を行なっているところです。


 食事の時間は、美味しく、楽しく、そして安全がいいですよね。

 よかったら、ご家庭でもやってみてくださいね。