「お母さん さちこの手は、どうしてみんなとちがうの?どうして、みんなみたいに
指がないの?』
(たばたせいいち 先天性四肢障害児父母の会)
あなたがさっちゃんのお母さんだったら、「どうして指がないの?」ってきかれたらどう答えますか?
、さっちゃんのお母さんはいつかさっちゃんにこんな質問があることを覚悟していらっやったでしょうね。
この絵本は障害を持ったお子さんのお話ですが、私は全てのお父さんお母さんの子育てのヒントになる絵本だと思いご紹介させていただきました。
テーマは重いですが、子育てしている時っていろんな出来事に遭遇します。
さっちゃんのお父さんとお母さんは、さっちゃんに素晴らしい言葉がけをなさっているのです。
さっちゃんの右の手には指がありません。
だからさっちゃんはお友達に指がないことで少しいじめられます、だからさっちゃんは幼稚園に行かなくなりました。
「小学生になったら さっちゃんの指みんなみたいに生えてくる?」
そんなときにお母さんはさっちゃんにやさしく、そして淡々とさっちゃんに話しかけられます。決して感情ではなく、理性的にそしてやさしくていねいに‥…。
さっちゃんは目に一杯涙をためてお母さんのはなしを聞いています。
小さな小さな心が壊れそうになっているのです‥‥。
みんなと違う自分に‥何かを感じているのです。
障害という言葉、見た目の障害もあれば精神的な障害もあり、私の尊敬する方はそれは障害ではなくて、それぞれの個性だと仰います。
障害というならば、みんな何か障害を持っているのだと。
私もそう思います。
でも見た目に分かると無理解から傷つけられてしまうのです。
私も重度のアトピーだったので、ひどい時は人に指さされ、影口をたたかれました。
今は御薬が効いてきたのと、朗読をしてから症状は治まってきました。
(これは奇跡に近いので、私だけの治し方です)
だからさっちゃんの気持ちはわかるのです。
さっちゃんに比べれば私の苦悩など、ほんの小さなことだけれど‥…。
子育てしている時のお父さんお母さんの言葉は、子どもの成長にとても大事なのだと、私は思うのです、傷ついて家に帰ってきても、お父さんお母さんがやさしく、明るかったら
子どもはその傷を癒せるのだと思います。
さっちゃんは指がないという個性を持って生まれてきたのですね。
そしてこのお父さんお母さんを選んで生まれてきたのです。
あなたのお子さんもあなたを選んで生まれてきました。
そしてあなたご自身もあなたのお父さんお母さんを選んで生まれてきたのです。
さっちゃんはおともだちに「指がないからお母さんになれない」って言われてしまいます。そのことをお父さんに話すと、お父さんはこんな言葉をさっちゃんにかけられました。
「なあんだ さちこは、そんなことを心配していたのか。なれるとも。さちこは、
素敵なおかあさんになれるぞ。誰にも負けないおかあさんに、なれるぞ。」
お父さんは、さっちゃんの手を大きく振って言いました。
「それにね、さちこ。こうして、さちこと手を繋いで歩いていると、とっても不思議な力が さちこの手からやってきて、お父さんの身体 一杯になるんだ。
さちこの手は、まるで、まほうの手だね。」
さっちゃんは「あした幼稚園にいくんだ」って思います。
