鹿嶋市の一角、旧住金(現日本製鉄)の巨大な製鉄所の一角に「桜花公園」と呼ばれる場所があります。

先の大戦末期にこの場所に海軍の航空隊が置かれていたのですが、敗戦間近の何か重苦しいものを感じられずにはいられませんでした。

 

 撰文は当時海軍報道班員であった山岡荘八氏。同様の碑は鹿児島県の鹿屋にもあります。

鹿がつく地名なのは偶然なのでしょうが、鹿屋といえばお分かりのように、特攻隊の訓練が行われたのがこの場所です。

 

 裏から見れば小山か古墳にしか見えない草の生えた小山ですが、その正体は分厚いコンクリートに覆われた軍事施設です。

今年も8月15日が近づき(訪れたのは11日)ました。

 私などがつまらぬ解説をせずとも、この案内看板がすべてを語ってくれています。

 

 

 内部に展示されているのは「人間爆弾」と呼ばれた「桜花」です。軍用機ではなく「兵器」でしかないその機体には日の丸が描かれていなかったとか。連合国のコードは「Baka-Bomb」と呼ばれていたそうです。

 あの時代に思いを馳せる度に、その非人間性にどうしようもないやるせなさを感じるのですが、ほんとの姿はどうだったのでしょうか?

 

以前息子と訪ねた時の過去ログを貼り付けておきます。

 

 

その前の年に県下で公開されて話題になった映画がありました。YAHOO時代のブログなので、これも再掲いたします。

 

 

 YOU-TUBUから映画の予告編もコピーします。どういう思いでこの日を過ごせばよいのか。

少なくとも英霊の方々は後世のわしらを見つめてくれているはずです。