言うまでもなく、ここは渋谷です。
一月に3度も同じアーティストのライブに参戦するって、自身初めてですが、やっば疲れます。
でも、それを乗り越えると素晴らしい世界が見えて来そうで、今日も会社を午後半休いたしました。
さあ、わが町土浦から常磐線の快速に乗って出発します。発車メロディは土浦市のイメージソング、南こうせつさんの「風の贈り物」です。
今日は北千住から千代田線、大手町で乗り換えて半蔵門線で渋谷までやってまいりました。もう、寄り道する心の余裕はありません。
それでも、ライブ前の腹ごしらえ。給料日前の素寒貧親父はもう、「富士そば」でいいや、そんな気持ちもありましたが、さくらちゃんの出身地でもある九州のラーメン屋さんを見つけてしまうと、迷いはありませんでした。
京都→熊本→博多と、ラーメンの味が変わる都度に自分の自我が砕かれてさくらちゃんにマインドが近づいてくる?むっちゃキモいわな。
食券買って間も無く着丼。早さに驚き。今では珍しくもない普通の豚骨ラーメンでしかありませんが、70年代の最後、わしが中学生だった頃には白湯スープがどれだけ衝撃的だったやろう! もちろん、写真の片隅にある紅生姜やいり胡麻、おろしニンニクをトッピングして食す贅沢さ。麺はバリカタ!ハリガネ!スープは普通に美味かった。
開演を待つ。ファン層は結構広くって、ギター女子からくたびれたおっさんまで様々な人たちが会場を埋めておりました。ってことは、それだけ音楽性の豊かさを表現しているからでしょうね。
前回と同じくオープニングはこの曲。70年代フォークのような、それでいて古臭さとは無縁な響きを感じるのが素敵です。
そしてエンディングは大瀧詠一のカバー曲。ナイアガラ・トライアングルなんて懐かしい響きを感じさせる名曲です。ライブで聞くのはもう4度目なのですが、「受話器持つ腕がしびれた」だなんて、世代的には体験していないような歌詞だってちゃんとものにしているカッコよさ。なんだかな。
ステージがはねた帰り道にもらいました号外。この次は来年の5月にNHKホールでライブするんだって、とのこと。日曜日だからチケット、当たらへんやろな。と思いつつ、ローチケで先行予約だけは入れておきました。
さて、渋谷駅に向かう帰り道、センター街のど真ん中でこんな碑を目にしました。山路愛山だなんて、令和の今ではどれだけの人が知っているのだろう。「すべての精神的革命は多くは時代の陰影より生ず」 この言葉がどれだけの衝撃を与えてきたのだろうか。今の渋谷の退廃的眩しさを見るたびに思わずにいられない。
ああ、明治は遠くなりにけり。
そんなこんなで品川に来たら、常磐線、土浦駅の手前で人身事故。電車が動かない。取手までは行くんですが。
悲しいのう、帰宅した時には日付が変わっておりました。