今年の夏ごろから、コロナで中断していたイベントの回復が目に付くようになりました。
大勢の観客を集めて密になる状態の恐れが大きい花火も、空気の澄んだ秋に開催されるものが目立ちます。
その中で昔から秋の花火として知られてきた土浦の全国花火競技大会は、例年の10月初旬ではなく11月に開催される運びとなりました。
 元々は、町の人が農家の人へのねぎらいの意味を込めて稲刈りの終わったころに開催されるという由来もありますし、
それだけではなく、かつての霞ケ浦航空隊の殉職者への慰霊の意味もありますし、疲弊した地元経済の立て直しの意味を込めて始まったともいわれています。総じてこれら様々な人たちの地上での祈りを天上へつなぐ役割を果たしてきたのでは、とわしには思えるのですが。

 とはいえ、わしら家族が毎年見物するのは打ち上げ会場から直線距離で2キロほど離れたこの場所です。混雑するのが嫌いな性分もあり、まあ、おでん鍋やケンタッキーフライドチキンなどをつまみながらラジオ(茨城放送)の中継に耳を傾けて遠目に楽しんでいるただの愛好家でしかありません。

 10号玉はこんな感じです。光と音の速度差が感じられたりしております。

 このブログでも、映像の貼り付けには結構厳しいものがあるようで、大会メインのワイドスターマイン「土浦花火づくし」も分割してあげるしかありません。

 iPhoneで撮影したので遠く感じるかもしれませんが、実際目の当りにしたら、2キロ離れていても十分迫力に圧倒され、楽しめます。

 

 これも上の映像の後だと思うけれど、生で見るとやっぱすごいんですよ。

寒いから、家でテレビで見ればいいと思う向きもありますが、わしの家ぐらいの距離だと砲弾みたいな音がさく裂して見ないわけには落ち着きません。三年ぶりに味わう土浦の花火ですが、圧倒させられました。その晩下半身が布団の中でも冷たくって冷えておりました。