今週も酷暑及び熱帯夜が続き、さぞかしへばりそうなのですが、前回ご紹介した「パンサラッサのうみ」の生温泉、が実にまろやかに全身を包んでくれて、大きな慰めとなってくれました。毎日のお風呂が実に癒しのひと時だなんて、この趣味にはまる前では全く考えられませんでした。
 とはいえ、やさしい単純泉もうれしいのですが、たまには刺激が欲しくなるのが人の常?ではありませんが、違った味わいも求めてしまいがちなのが人間でしょう。つまり、硫黄臭のある温泉など味わいたくなってしまい、盆休みの平日を利用して鬼怒川をさかのぼって参りました。

 で、いきなりの立ち寄り湯。黒部ダムというのがちかくにあるので、黒部温泉と名付けられております。
そしてその特色は、というと
 「忍じいちゃん」が丁寧に説明してくれました。ペーハー度高い上にかすかな硫黄臭。そして加温、循環なしの純温泉。文句なしに名湯です。ただ、露天風呂しかなく、夏場はアブだかぶよだか、虫が多く、ハエたたきが用意されておりました。
 すぐ裏には水力発電所でしょうか?大きなダムもすぐそばにあります。山奥へ来たことを実感させてくれます。しかも結構雲がかっているので、早めに帰らねば、と平地で暮らすわしなどは天気の変化も恐ろしくて心細くなります。
 ここからさらに20キロほどさかのぼった川俣へ行く勇気はいまのわしにはありません。
 さて、通りをはさんだ向かいにあるのが新しくて立派な市役所の支庁舎です。そう、温泉スタンドを利用するにはここへ申告しなければなりません。
 三度目の日光日蔭温泉スタンド。前回訪問は昨年の秋でした。
 曇っているので写真写りが悪いのですが、結構緑眩しいのですよ、このあたり。ただ、豊かな自然はもうわしにとって喜びよりも恐怖の方が勝っているのかもしれません。生活感がまるで感じられなくって、早く町へ戻りたい、って気分です。
 
 と怖がっている割には寄り道を楽しんでいたりするのですけれどもね。川治も今年2回目です。盆休みの間、2種類の温泉でわが家風呂を楽しむことにしますか。まだまだ暑さが続きます。皆様ご自愛ください。