早いもので10月ももう、終わりかけで、2021年もあとふた月を残すのみとなりました。わが家風呂で味わう温泉もホカホカ温もり、入浴剤などのケミカルな物質では味わえない天然のまろやかさが全身に潤いを与えてくれます。
 しばらく茨城県内が続いたのですが、高速道路の週末割引が解禁されるまでは、あまり遠くへ行けません。それでも道路を行き交う車の量、かなり増えたように思えます。特に首都圏を中心にした県外ナンバーが。ガソリン代が高くなっても、やはり天気の良い日は出かけたくなるのでしょう。
 今回は栃木県大田原市にある黒羽温泉「五峰の湯」温泉スタンドにおおよそ1年ぶりに参りました。茨城県大子町の反対側と言えばイメージ湧く人いるかもしれませんが、無色無臭の単純アルカリ泉でして、温泉通、あるいは秘湯マニアの方々から見ると「没個性のありきたり」という評価を得そうですが、平凡こそありがたいのかもしれません。濃い味ばかりでは疲れるだけです。
もともと温泉の最大の効能は「疲労回復、活力再生」ではありませんか。
 で、ここの機械は10リットル10円、100リットルで100円汲めますが、温泉の勢いがいいのでしょうか、1割ばかし余計に出てまいります。ポリタンク、もう一つ余計に持ってくれば良かっただなんて、後の祭りですが、後悔しました。

 

 今晩は少しだけぬめり感も味わえた柔らかいお湯でした。素直に温もり、素直に疲れを癒したらええやないですか。もろもろの感謝でひと時幸福感に満たされます。この心が温泉を味わう極意と思っても過言ではないでしょう。わが家風呂で静かに恵みに浸る極楽のひと時でもあります。

 

 さて、道中に「温泉神社」なるものを見かけましたので、立ち寄りました。後で調べると、このあたりには同じ名称を持つ神社が8社ほどあるみたいなので、いわれについてはわかりません。
 ただ、この神社の社殿は紀元2600年を記念して建てられたと碑文にありました。おそらく地元の方々の篤志で祀られたのでしょう。

 高齢化と過疎化が進む令和の御代においては忘れられてしまうかもしれません。現状はそうであっても、地域住民の心にしっかり根差した存在であってほしいものです。

 

 さて、帰り道に立ち寄った「道の駅」で見つけました。このあたり、にんにくが隠れた名産だったのですね。全国に知られる「宇都宮餃子」にも使われていたりして。値段的にもむっちゃお買い得でした。さらに苗も。普段中国産が嫌でスペイン産をよく買うのですが、それよりもずっと安いです。これも神様のお導きなのでしょうか。

 

 さらに「道の駅 那須与一の郷」にて購入したものは、地元の方手作りのクッキーと菓子パン。明日はハロウィンっていうのはどうでもよいのですが、今晩娘がかえってきます。「かわいい」と言ってくれるでしょうか。右側のパン、輪郭だけ見ると、お猿さんに見えるのですが、どうなのでしょう、実際のところ。
 秋の終わり、栃木県北にも良いものを見つけて幸福感マシマシの一日です。