ベータカロチン摂取に海苔がいい理由（わけ）とは……？

【ベータカロチン摂取に海苔がいい理由（わけ）とは……？】…海苔の栄養

※ベータカロチン（βカロチン）の効果

前回、海苔に豊富に含まれるベータカロチンにつてお話しましたが、ではこのβカロチンが体にとってどのような効果があるのでしょうか？

【ほうれん草の５倍のベータカロチンを含む海苔】　

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《ベータカロチンの効果》

１．抗酸化作用で、若さを保つ

ベータカロチンには抗酸化作用があり、からだの老化を防ぐ効果があります。老化を食い止めることで、さまざまな疾病の予防に繋がります。ベータカロチンを摂取することは若さを保つ事にも繋がるといえます。

２．動脈硬化および心筋梗塞の予防

ベータカロチンが、悪玉コレステロールを減少させる事で、血中脂質を正常にしてくれます。ベータカロチンの効能により、動脈硬化や心筋梗塞などの疾病を予防する事になります。

３．プロビタミンAとしての効果

前回記事に書きましたが、ベータカロチンは体内でビタミンAが不足した時に、必要な分だけ（不足した分だけ）変換されます。そのため、ベータカロチンは、肌や目の健康を維持する効能や、健全な成長の促進など、ビタミンAの効果を全て持っています。

※補足
プロビタミンAは、ビタミンAとは異なります。ビタミンAの過剰摂取は健康被害をもたらします。（前回を参照）
ここでいうベータカロチンがビタミンAに変換される前の化合物（プロビタミンA化合物）のことをいい、この化合物によりビタミンAの過剰摂取を防ぐことができるのです。
（動物性食品と植物性食品から摂取されるビタミンAの違いです。→プロビタミンAは、植物性食品から変換した化合物）

※ベータカロチンの効果的な摂取方法

じつは、このベータカロチン、ビタミンAの吸収率９０％に比べて、１０～６０％程度という低い吸収率なのです。
（ビタミンAになると吸収率が高いのに前段階のプロビタミンA化合物の吸収率が低い。）

どうすれば効果的に摂取できるのでしょうか

専属モデル　Massu

一番いい方法としては、油で炒めるという方法！→→ しかし、油で炒めるとカロリーが心配になるし……

何か他に方法があるのでしょうか

Don’ｔ　worry ！ちゃーんと、効果的な摂取方法があるんですよ

えっえっえーっ

ベータカロチンの持つ効能をより高めるには、ベータカロチンと他の抗酸化物質を同時に摂取する事が効果的なのです。代表的なところで、
ビタミンC　、ビタミンE

つまり、上記の抗酸化物質を多く含む食べ物と一緒に摂取すれば、いいのです。

　
　　　　　　　　　　かぼちゃ（ビタミンC）

　　　　　　　　　ブロッコリー（ビタミンE）
かぼちゃ、ブロッコリーなどと一緒に食べれば効果的です。
そして忘れていけないのが、パンパカパ～ン

　「海苔」です。
海苔に含まれるビタミンCについては以前、
【海苔にはレモン４個分のビタミンCが…！】

でも出ご紹介しましたよね。
まだ記事にはしていませんがじつは、海苔にはビタミンEも多く含まれているのです！

つまり、ベータカロチンが豊富で、しかもそのベータカロチンの摂取効果を上げる（吸収率を上げる）抗酸化物質を含んむ食品なのです。
まさに、一石二鳥な食品です。
（applause；拍手喝采でお願いします！）