『熱風団地』(2021年)の主人公である、克郎とヒナは第19回で取り上げましたが、今回は第3の主役、アリョシャ・ケント王子。


ケントは、べサール国(架空の国)王と日本人である第ニ夫人の間に生まれた子供で、16歳。べサールでクーデターが起きた際、母親と日本に避難してきました。


べサール国王の第一夫人に子供はなく、べサールの現独裁者・クワンや、王制復活を願う勢力、べサールに干渉したい中国政府にとって、ケントは“台風の目”的存在なのですが…


本人は国王を継ぐ気はさらさらなく、学校にも行かずに遊び歩き、王子であることをナンパに使うようなチャラ男。


しかし、克郎やヒナたちが、自分を中国に連行しようとする国家安全局の諜報員と必死に戦う姿に心を打たれ、国王を継ぐ意思を固めていく… という役どころ。



実際に16歳の俳優ではやや演技に不安があり、かといって20歳以上の俳優の高校生役には無理がありそう… 妄想したのは、荒木飛羽さん。



荒木さんは現在18歳。

ドラマ『あなたの番です』で注目された俳優さんです。私はこの作品は観ていなく、去年(2023年)のドラマ『ばらかもん』にご出演されていたのは観ていました。


イケメン度、演技は申し分なし、チャラく見えて実はナイーブな王子役がピッタリかと思います。