『極悪専用』(2015年)の舞台である,、極悪人専用のマンション「リバーサイド・シャトウ」の住民である、“最凶のお嬢さま”竜胴寺さくらが、管理人室にフランス土産として持ってきたクッキー。


さくらは「モン・サン・ミッシェルのクッキー」と言っていますが、「モン・サン・ミッシェル」はフランスのサン・マロ湾にある小島の名前であり、実際は

「ラ・メール・プラール」のクッキーのことではないかと思います。


「ラ・メール・プラール」(ラ・メールおばさんの意味)とは1888年にモン・サン・ミッシェルで創業されたオーベルジュ(レストラン兼ホテル)の名前であり、同名のシェフであるアネット・プラールの呼び名。

話は前後しますが、モン・サン・ミッシェルとそこに建つ修道院は「フランスのサンティアゴ・コンポステーラ(キリスト教の聖地・スペインのカザーラ州)の巡礼路」の一部として世界遺産に登録されています。

(モン・サン・ミッシェル。写真はウィキペディアより)


モン・サン・ミッシェルを訪れた巡礼者は、急な満ち潮のために立ち往生してしまうことが常であり、ラ・メール・プラールに宿泊し、レストランで提供されるスフレオムレツとシェフの母親であるマザープラールの歓迎と接客が有名でした。

(ストリートビューで見た、現在のラ・メール・プラールの外観)

店の名を冠したクッキーは、厳選素材を焼き上げていて、サブレとパレの2種類があります。


ラ・メール・プラールのクッキーは、成城石井やカルディコーヒーの店舗や各通販サイト等で購入かの