新宿鮫短編集『鮫島の貌』(2012年)収録の『幼な馴染み』で、鮫島・晶・薮の3人が初詣した場所。

浅草は薮の実家のある場所でもあります。


(浅草寺 写真は全てウィキペディアより)

浅草寺(せんそうじ)は東京都台東区浅草2丁目にあり、起源は飛鳥時代といわれる日本最古の寺。

山号(さんごう)は金龍山。1950(昭和25)年に天台宗から独立し、聖観世宗の本山となりました。


浅草のシンボルであるのはもちろん、東京のシンボル的景色としても使用される「雷門」は、門に向かって右側に風神、左側に雷神が配置された山門。

この場所は『悪魔には悪魔を』(2021年)の主人公・加納将も組織の指示で訪れています。


正式名称は「風雷神門」であり、門に吊るされた巨大提灯(直径3.3m、高さ3.9m)の「雷門」の文字の逆面は「風雷神門」と記されています。




何度か焼失と再建を繰り返した雷門ですが、1865(慶応元)年の消失後は100年近く再建されないままになっていました。

1960年の再建に協力し、巨大提灯を寄進したのは、松下電器産業の松下幸之助でした。



(仲見世通り)

仲見世の起こりは1685(貞亨2)年、寺が境内の清掃を条件に、地域住民の表参道への出店を許したのが起源とされています。


雷門から宝蔵門までの約250mの参道に約90店が立ち並び、日本最古の商店街といわれています。


1885(明治18)年には赤煉瓦造りの建物が建造されましたが、1923(大正12)年の関東大震災で投壊。1925年(大正14)年に桃山風漆塗りの鉄筋コンクリート造りに生まれ変わり、現在に至ります。



初詣客数では毎年全国トップレベルの集客が有るほか、5月には例大祭である三社祭が行われています。