『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3』(2015年)に登場。


前作のラストで何者かに拉致された、チームメンバーのカスミ。
彼女は実の父親であり国際的な犯罪者である、藤堂の庇護下にありました。

藤堂を追う事でカスミの居所に辿り着けると考えたタケルとホウは、藤堂が雇った殺し屋グループの代理人・コガラシの自宅を張り込みます。

そこに現れた藤堂の部下が運転するポルシェカイエン。
後部席にはカスミの姿が…

(ポルシェカイエン  958 写真は全てウィキペディアより)

ドイツ、ポルシェ社製。

フォルクスワーゲン社との共同開発により、ポルシェ初のSUV車として2002年に発売されました。


カイエンとは「赤唐辛子」という意味で、南アフリカ大陸・ギアヌの首都・カイエンヌで収穫される赤唐辛子「カイエンペッパー」を由来としています。


ポルシェ社のオフィシャルサイトによると、カイエンには「痛快」「冒険心」「生きる喜び」といった意味であるとのこと(刺激的とかホットみたいな解釈?)


ボルシェの外観とエンジン性能を持ちつつ、オフロード仕様となったカイエンは「世界一速いSUV」と言われました。



なお、同じ年にフォルクスワーゲン社からは、カイエンと同一プラットフォーム、一部のパーツを共有したモデルが「トゥアレグ」の名前で発売されています。



2010年に2代目モデルが発売。

作品に登場するのは、おそらくこちらのタイプで、モデル名は958。


エンジンはフォルクスワーゲン社の作品である鋏角V型6気筒エンジンと、V型8気筒エンジン、V型8気筒ターボ、V型6気筒ターボディーゼル、V型6気筒ハイブリッドがラインナップされ、全車4WD仕様となっていました。


高級SUVながら、最高速度は230〜278Km/h(エンジンタイプによって異なる)を誇りました。



なお、同年にフォルクスワーゲン社からもトゥアレグの2代目モデルが発売されています。


(フォルクスワーゲン  トゥアレグの2代目モデル)


2018年にモデルチェンジされ、現在は3代目モデルが販売中です。



〈その他の登場作品〉

『極悪専用』(2017年)

リバーサイドシャトウの住人、ハブレさんの愛車。